「完走したときの達成感が好き」トライアスロン水谷葉留香さん

「完走したときの達成感が好き」
そう語るのは、昭和女子大学1年の水谷葉留香さんです。
彼女がやっているスポーツはトライアスロンです。
トライアスロンは、1974年にアメリカで開催された比較的新しいスポーツで、2000年から五輪の正式種目になり、2016年リオデジャネイロでパラ五輪の正式種目になります。
五輪では、水泳1.5キロ、自転車ロードレース40キロ、長距離走10キロ、合計51.5キロの距離で行われ、選手はゴールを目指します。
大学生の水谷さんは、その半分の距離で行われる「スプリントトライアスロン」に出場経験があり、水泳0.75キロ、自転車ロードレース20キロ、長距離走5キロの合計25.75キロのコースを完走しました。
泳ぎ、走り、持久力と総合的な能力が必要とされる競技のためにトライアスロンはとても過酷なスポーツのひとつであるとも言えます。
水谷さんは、幼稚園の頃に水泳を始め、中学1年の頃陸上部に入りました。水泳もしたいし、走り続けたいという思いから、大学に入りトライアスロンを始めました。
今は、東京工業大学のトライアスロン部に練習しに行っているそうです。
また、昭和女子大学内のプールでも週1~2で3000m泳いで、水泳の練習をしています。さらに、時間があるときは自宅から学校まで約20キロの距離を1時間かけて自転車で通っているそうです。
この競技は、泳ぎ、自転車、走りの3つすべてを1人でこなさなければなりません。トライアスロンを行うことに抵抗がある女子が多いのか、大会の出場者は男子の三分の一くらいなのだそうです。
陸上部にはいるまでは、そこまで運動が好きではなかったそうですが、水泳と陸上部を通して体を動かすことの楽しさを発見した今では、体を目一杯動かせるトライアスロン部で、51.5キロのトライアスロンの出場を目標に練習をしています。
水谷さんのお話を聞いていると、本当にトライアスロンが好きで体を動かすことが楽しいのだと伝わってきました。こんなにも、のめり込めるものに出会えることって素敵なことだと思います。
最後に、彼女にトライアスロンの魅力を聞くと「過酷だけれど全身を隅々まで目一杯動かせるスポーツ」そして、「完走したときの達成感が好き」と語ってくれました。
チームRanRun 昭和 MK
(2015.11.21FB掲載)