Action Now! 知る、変える、思いやる 輝くミライに

かがやきスクールスペシャル「バイエル カラダのミカタ 高校生シンポジウム」(バイエルホールディング株式会社主催)が8月24日(水)、昭和女子大学コスモスホールで開催されました。
このシンポジウムは、高校生を中心とした実行委員51名(高校生44名、大学生7名)が自分たちでアイデアを出し合い準備してきたものです。全国から集まった実行委員は、自分たちがデザインしたオリジナルのTシャツを着用し、それぞれの仕事をしていました。
来場者は約130名、母娘や友人同士で参加している方が多く、男性の姿もみられました。
シンポジウムには、女性クリニック We!TOYAMA 院長で産婦人科医の種部恭子先生と1992年に開催されたバルセロナオリンピック女子水泳の200メートル平泳ぎで金メダルを獲得し現在スイミングアドバイザーをされている岩崎恭子氏が登壇されました。
第一部では、「男性も女性も考えよう身体のこと、未来のこと。」というタイトルで産婦人科医の種部恭子先生(https://ranrun.jp/healthcare/womenscare-160905)が講演をされました。
種部先生は「妊娠・出産などの性に関すること」や「女性のライフサイクルと仕事に関すること」に加え、男性の体の仕組みについても触れ、「人生プランと健康の大切さ」についてお話しされました。クイズやユーモアを交えながらの非常にわかりやすい講演で、時折、笑いが起こる場面もありました。
第二部では種部先生、岩崎恭子氏、高校生によるトークセッションが行われました。
トークセッションに参加した男子は質問を紙に書いてスタンバイしていて、「女性をフォローするためにはどうすればいいか」など積極的な質問をしていました。
岩崎氏は、「トップアスリートは自分の身体に対して敏感で、信頼できる医師がいます。ごく一部のトップアスリートだけでなく、普通の選手が自分のことをよく知り、発信していくことが大事だと思います」と、自分の身体を知ること、信頼できる医師を探すことが必要性をお話しされました。
澤穂希氏からのビデオメッセージが上映され、「年齢を重ねると、若い時にもっとケアをしておけばよかったと思うことがあります。食べることは体を作ること、バランスよく食べて体作りをして欲しい」と体への配慮の大切さと、「自分のなりたいもの、したいことを作って、夢に向かって頑張ってほしい」と高校生にエールを送りました。
高校生実行委員による拡散セッションでは、カラーボールを投げるアクションと共に「Action Now! 知る、変える、思いやる 輝くミライのために」というメッセージが伝えられました。
シンポジウムが始まる前は表情が硬く緊張した様子だった実行委員も、終了後は「お疲れ様」などと声を掛け合い笑顔をみせていました。
シンポジウム終了後、実行委員に感想を尋ねると「カラーボールを投げるアクションやInstagram風のセット、Tシャツなどを自分達の手で完成させることができて嬉しい。バイエルさんの凄さを感じました」と話してくれました。
今回のシンポジウムを通し、参加者の半数以上が初めて学んだ情報を持ち帰りました。実行委員から「身近な人たちに伝えていくことの大切さ」を受け取った参加者が、今度は拡散していくことと思います。
取材 諸瀬祐里(昭和女子大学3年)