風雨の予選は、選手も応援も熱かった ボート全日本大学選手権

ボートの第44回全日本大学選手権大会が8月31~9月3日、戸田オリンピックボートコースで開催されました。全国からボート部が戸田に集まるため、普段、会えない大学の選手に会うチャンス。RanRun編集部も予選、決勝戦を観戦に行ってきました。
予選が行われた初日は生憎の悪天候でしたが、ボートコースの沿道には大学応援団やOB、保護者達も集まり、熱い声援を送っていました。ボート競技の様子をご紹介します。

学習院大学
RanRun編集部が到着したのは、ちょうど女子ダブルスカルがスタートしたところ。
スカルというのは、漕手1人が2本のオールを持つ種目のこと。ダブルスカルは2名の漕手がそれぞれ2本のオールを持って漕ぎます。
各艇には、レーンの番号が付いています。
奥の第3レーンは仙台大学、手前の第5レーンは法政大学です。
赤い艇でやってきたのは、一橋大学。
ちなみに、ボートは後ろ向きに進みます。
写真では向かって右側がゴールになります。

新潟大学

名古屋工業大学

大阪大学
私たちの横で、大阪大学のマネージャ―さんが、ずっとビデオ撮影をしていました。
艇庫のバルコニーから応援する部員の姿も見られました。
艇が来るのを待つ応援団。この日は8月だというのに、寒かったのです。
ランニングして体を温めているのでしょうか。

鹿屋体育大学
第3レーン 東京経済大学 第5レーン 金沢大学
出艇するクルーは、岸蹴りした後に、2㎞先のスタート地点まで、競技の邪魔にならないようコースの端を移動していきます。
ブレードカラーが特徴的な富山国際大学。
目の前を選手達が通っていくのも、ボート競技の魅力のひとつ。
このブレードは大阪市立大学。
スタート地点に向かう間に体力を消耗しないよう移動します。
写真は、イージーオールと言って、オールを水中から出して静止する状態です。

名古屋大学
手前に漕手と背を向けている選手がいるのがわかりますか?
舵手(COX)といい、漕手に指示を出して舵を取っています。
この種目は、舵手つきクォドルプルといい、4X+と表します。
4人の漕手がオールを2本ずつ持って漕ぐのでクォドルプル。+は舵手がいることを表しています。

共立女子大学

岡山大学

東京外国語大学
さあ、舵手つきクォドルプルの競技が始まりました。
漕手が4人なので、ダブルスカルよりも速いです。
第2レーンは日本体育大学、第3レーンは法政大学、第4レーンは富山国際大学
第3レーンは龍谷大学 第5レーンは岐阜経済大学
第2レーンは同志社大学 第4レーンは滋賀大学
全日本大学選手権大会の横断幕があるポイントは、ゴール500M手前辺り。
どの艇もラストスパートをかけ、グングンとスピードを上げていきます。
応援者のエールも一際高くなるポイントです。
第4レーンは神戸大学 第5レーンは仙台大学
ボートの伴走をするマネージャー達が自転車で沿道を走り抜けるのですが、この日は、鯉のぼりを掲げて走り抜けていく和服の一団がありました。どちらの大学の応援団でしょう。
「〇〇、がんばれ~!!」
子供の名前を叫び、声を張り上げて応援する保護者の姿も多く、いつもの戸田ボートコースとは全く違う風景でした。
決勝戦の様子は、こちら
予選観戦に同行したBoss1の観戦レポもぜひ、ご覧ください。
RanRun yukiyanagi