スポーツ女子を支える「音楽」を調査しました

普段私たちは色々なシーンで音楽に触れています。
空き時間や移動時間など日常生活のちょっとした時間だったり、ライブやコンサートなど好きなアーティストの音楽を聴きに行ったり、とその方法は様々です。
音楽に触れるための動機も、人によって大きく違うのではないでしょうか。
今回、「スポーツ女子」の視点で、日々の練習時間や大会前に聴く音楽(系統など)について、選曲や目的、動機づけなどを調査してみました。
一橋大学体育会端艇部(ボート部)
マネージャーさん達は色々な役割分担をされているのですが、その中で広報・モチベーションビデオの製作を担当されているマネージャーさんにお話を伺いました。
マネージャーさん自ら馴染み深い曲を選び、ビデオを編集しています。
それを大会のレース前に、選手達が観ているそうです。
一部をご紹介すると、
・ロードオブメジャー「心絵」
・Flow「ロッククライマーズ」
・ウルトラタワー「希望の唄」
(2015年インカレモチベーションビデオ)
・阿部真央「這い上がれ my way」
(2015年全日本選手権モチベーションビデオ)
・GLAY「疾走れ!ミライ」
・SPYAIR「アイム・ア・ビリーバー」
・Hi-Fi CAMP「Pride」
(2015年インカレモチベーションビデオ)
・サンボマスター「できっこないをやらなくちゃ」
・BLUE ENCOUNT「DAY×DAY」
・BACK-ON「セルリアン」
・コブクロ「君という名の翼」
(2017インカレモチベーションビデオ)
マネージャーさん達の選手に託す想いや、「みんな一丸となって目標に向かい頑張っていくんだ!」という熱いものが詰め込まれています。
また、「悔しい思いをバネにして乗り越えていこう」とする姿勢に感動させられます。
曲調はもちろんですが、歌詞の中で「伝えたい・重要視したい」部分を動画内で大きく表示して、目と耳から選手に届けられるようにしているそうです。
youtubeで公開されているものもありますので、ぜひ視聴してみてはいかかでしょうか!
京都女子大学ラクロス部
試合後やモチベーションアップしたい時に、ロードオブメジャーの「心絵」を採用しているそうです。
試合で勝利した後に、替え歌にして皆でよく歌っているそうです!!
替え歌の歌詞を教えていただきました。
京女 昇格まで
今日で一歩近づいたんだ(○勝目!)
京女 走りだせ
57の心一つに
二部昇格への道掴む
この手で
世代的に多くの人が知っていることもありますが、歌詞にあるように「皆で一体になって夢を掴もう」という感じが、選曲の理由だといいます。
東京大学ラクロス部女子Celeste
新歓PVやモチベーションアップとして採用している曲を教えていただきました。
avril lavigne /He wasn’t
星野源/恋
Alexandrosワタリドリ
ロードオブメジャー/はじまりの場所
アップテンポで、気分が高まり易い曲を選んでいるそうです。
特に、ロードオブメジャーの「始まりの場所」に関しては、「いつもここ 始まりの場所」や「夢は叶う」といった歌詞に惹かれたそうです。
個人でよく聴く曲
また、一橋大学ボート部の選手達がモチベーションを上げるために個人でよく聴いている曲についても、教えていただきました。
ROOKiES is PUNK’D 「コンプリケイション」
Dose 「曇天」
MAN WIRH A MISSION「dive」
ONE OK ROCK「キミシダイ列車」
椎名林檎「NIPPON」
doa 「英雄」
redfoo 「lets get ridiculous」
WALK THE MOON「shut up and dance」
ONE OK ROCK「Theb Beginning」
BUMP OF CHICKEN「sailing day」
ゆず「夏色」
ノリがよく気分が高まる曲が多いようです。
先日、取材させていただいたバトミントン女子の野口生未さん(昭和女子大学)は、ONE OK ROCKの「完全感覚Dreamer」の替え歌である「完全完食Dinner」を大会前に聴いているそうです。
クスッと笑って、楽しんで試合に臨むようにしていると話していました。
自分と同世代のスポーツ女子が、選曲する時のそれぞれの想いを知ることができました。
音楽はその時の自分の気分に合わせ、リラックスするためのものだと思っていた私には、新しい発見でした。
目標のため、皆のため、楽しむため、リラックスするため・・・他にもあるかもしれません。
新しい気づきを得ることができて、嬉しかったです。
今回の調査にご協力いただいた皆様、感謝しております。
ありがとうございました。
村田千明(昭和女子大学3年)