スポ根ドラマのよう 全日本学生セパタクローオープン選手権

セパタクローという競技をご存知ですか。セパ(蹴る)タクロー(ボール)、東南アジア発祥の球技です。埼玉県浦和市で開催されていた第21回全日本学生セパタクローオープン選手権大会に、女子チームの試合を観戦に行ってきました。
セパタクローは、3対3のチーム戦。コートの広さはバドミントンと同じ。ボールは手と腕以外のところ、主に足を使って3タッチ以内に相手コートに入れます。ボールが落ちるか、アウトになったら1点で、21点マッチの2セット先取した方が勝ち。3人はそれぞれサーバー、トサ―、アタッカーと役割が決まっているのが面白いですね。
サーブは味方選手が投げたボールを蹴って相手コートに入れます。片足で立ってボールを蹴りあげるフォームは、足の内側を使う、足の甲を使う、足の裏を使う3種類のサーブがあるそうです。
サウスポーの選手もいます。
ネットすれすれにサーブを入れに行きます。
片足でバランスを取るため、体幹トレーニングが大切だそうです。
特に目を引いたのが、日本体育大学Aチームのサーバー 井上みく選手のサーブ。ピンと足を高く上げる独特のフォームからビシッとボールを蹴り出します。
相手コートが打ち込まれたボールを足や肩、胸を使ってレシーブします。
トサ―は、アタッカーがアタックを打ちやすいようにボールを上げるテクニックを要します。
そしてアタックとブロック、ネット際の攻防が凄かった!
アタックはアクロバティック。それを阻止するブロックは足か背中を使います。
足でブロックをかけに行く選手も。跳躍力も凄いですね。
ヘディングもありました。
ちなみに、男子のネット際の攻防はこんな感じでした!
アクロバティックです!
女子らしいシーンは点が決まるごとに3人が集まり声を掛け合うところ。男子はタッチだけなのに対し、女子は手をつないだり、手を合わせたり、常に3人の気持ちを合わせる女子特有の仕草が可愛らしくもありました。
今回、決勝戦に進んだのは日本体育大学AチームとBチームという同じ大学同士。
Aチームは、4人中3人が日本代表強化選手という強者揃い。日本体育大学学友会セパタクロー同好会からは、女子だけで4チームが出場しているだけあり、どちらのチームも強い。
Aチーム
Bチーム
Aチームに食らいついていくBチームの意地が見え、それぞれ1セットずつ獲得。3セット目に入ると、Aチームのプライドに火が付いたようでした。
ビシッとサーブを決めると「見たかー!!」とBチームを威嚇する場面も。
気迫が凄かった。Aチームの迫力勝ち。
色々な競技の要素を併せ持ったセパタクロー、チャンスがあったら一度やってみるとはまるかもしれませんネ。
RanRun yukiyanagi