2020ボートインカレ女子 早稲田が3年連続17回目の優勝

ボート第47回全日本大学選手権(インカレ)が10月22日〜25日、埼玉県戸田市の戸田ボートコースで開催された。
本大会は無観客で行い例年同時開催していたオックスフォード盾レガッタを中止し(約400人減)、全日本大学選手権も参加者を2割減の約800人で行われた。
寮で仲間と共に過ごし、切磋琢磨してきたボート部員たちにとって、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、寮の閉鎖や練習ができない状況が続いたことがどんなに大変なことか、ボート部の取材を続けてきた編集部としては、想像に難くない。
そんな状況下にあってもインカレが開催されたことは、ボート部員たちにとって今後の活動の励みになったに違いない。
第47回全日本大学選手権の結果をお伝えする。
全日本大学選手権は、男女総合優勝を争っており、1位は5点、2位は3点、3位は2点、4位が1点を獲得する。
男子総合優勝は2種目で1位となった仙台大学で、2年連続2回目の優勝。
女子総合優勝は3種目で1位となった早稲田大学で、3年連続17回目の優勝となった。
各種目の女子決勝結果は以下の通り。
写真提供:日本ボート協会
【女子シングルスカル】
1着 早稲田大学 | 8分11秒60 | 茂内 さくら |
2着 金沢大学 | 8分14秒29 | 柿島 麗 |
3着 日本体育大学 | 8分21秒41 | 荒井 千奈 |
4着 同志社大学 | 8分31秒97 | 山本 百華 |
【女子舵手なしペア】
1着 立命館大学 | 7分45秒30 | S 福原 萌意 | B 西 彩里佐 |
2着 早稲田大学 | 7分55秒57 | S 大崎 未稀 | B 郡 磨璃 |
3着 一橋大学 | 8分00秒41 | S 崎山 英理子 | B 飯島 佐和子 |
4着 富山国際大学 | 8分07秒86 | S 酒井 光 | B 松尾 美里 |
【女子ダブルスカル】
1着 早稲田大学 | 7分32秒64 | S 武井 愛奈 | B 松井 友理乃 |
2着 立教大学 | 7分32秒64 | S 三嶋 怜奈 | B 五十嵐 いづみ |
3着 富山国際大学 | 7分48秒23 | S 沖田 海里 | B 西野 萌恵 |
4着 鹿屋体育大学 | 7分50秒88 | S 谷口 智佳子 | B 黒木 秀里 |
【女子クォドルプル】
1着 早稲田大学 | 6分48秒07 | S 安井 咲智 | 3 宇都宮 沙紀 | 2 宇野 聡恵 | B 藤田 彩也香 |
2着 明治大学 | 6分48秒22 | S 林原 萌香 | 3 西田 結惟 | 2 村岡 美晴 | B 岡田 葵衣 |
3着 法政大学 | 6分49秒98 | S 石垣 優香 | 3 木部 真夕 | 2 市田 佑来 | B 荒牧 穂 |
4着 中央大学 | 6分50秒56 | S 神 杏奈 | 3 米澤 知華 | 2 橋村 心 | B 長谷川 穗 |
【女子舵手つきフォア】
1着 立命館大学 | 7分17秒86 | S 志賀 早耶香 | 3 松田 京子 | 2 鈴木 伶奈 |
B 池田 有里 | C 可児 晴美 | |||
2着 立教大学 | 7分20秒51 | S 佐藤 理奈穂 | 3 岩崎 かえで | 2 櫻井 菜々 |
B 五十嵐 のどか | C 北原 千晴 |
例年、RanRunのインターン生にボートのインカレ取材をさせていただくのだが、どのインターン生も青春ドラマの一幕のような場面に圧倒され感動することしきりだった。
今年のインターン生は、その感動を味わうことができなかったことが残念だ。
早くコロナウイルス感染が収束し、スポーツ女子に直接話を聞ける日常が戻ることを祈るばかりである。