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ボート アジア・オセアニア大陸予選直前 日本代表選手オンラインインタビュー

Topics! 2021/04/27

ボート競技の東京五輪出場枠をかけたアジア・オセアニア大陸予選が2021年5月5日~7日、海の森水上競技場で開催される。
参加国は20か国、参加人数は約150名の予定。
日本代表選手たちは、現在福井県・久々子湖ボートコースで合宿中だ。
4月26日に行われたオンラインよるメディア取材では、男女6名の選手がいい練習ができていると報告した。
女子選手3名のコメントを紹介する。

 

 

米川 志保選手(トヨタ自動車)

シングルスカルに出場する米川選手は、現在、集中的にテクニカル面の向上に取り組んでおり、いい練習ができていると報告。
波が荒れると力んでしまいオールをはじいてしまうため、波があってもオールを水の上にのせて長く漕ぐことを意識して練習している。
パワーのある米川選手だが、軽く漕ぐことを意識するようになったことで、いいタイムが出るようになった。
それまではレース前半の方がタイムが速いのが普通だったが、今はペース配分を考え、後半の方がいいタイムを出ているという。
2月の評価レースの時とは違い、今はのびのびと自分のことに集中して練習できていると話した。

 

 

大石 綾美選手(アイリスオーヤマ)

軽量級ダブルスカルに出場する大石選手は、リオ五輪でもタッグを組んだ冨田千愛選手と共にアジア・オセアニア大陸予選の先にあるレースに向け準備をしている。
世界のトップレベルと戦うためのスピードを意識し、コンビネーションやパワーを出すここぞという時の息の合わせ方など、二人で話し合いながら取り組んでいる。
実はレーススタイルが全く異なる二人。
レート(1分間に漕ぐストローク回数)の高い冨田選手と1回のストロークで距離を出す大石選手。
5年前のリオ五輪の時は、初めてのことばかりで考える余裕がなかった。
今回は、どれだけの練習をどうやるか考え、楽しみながら日々取り組むことができている。
「お互いの成長を感じる」と話した。

 

 

冨田 千愛選手(関西電力)

合宿では力を出し切るテクニックや二人の力を出すマッチングなど、風への対応に取り組んでいると話す冨田選手。
アジア・オセアニア大陸予選の目標は1着で出場枠を獲得することはもちろん、世界でどれだけ戦えるか結果を出すことだ。
目標タイムは7分を切ること。
ダブルスカルで勝つために、(大石選手と組むことをイメージして)長く漕ぐことを意識して漕ぎ方を改善してきたこともあって、今回は、直ぐに合わせるとができた。
ダブルで勝つためにすべきことを考え、腹のくくり方を覚えた冨田選手の成長した姿に期待したい。

 

取材協力 日本ボート協会

 

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