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医療系学生の学びと交流を深める夏の祭典 MFF 「SUMMER FES2018」①

新しい世界が広がったイベント

Topics! 2018/09/25

医療系学生のための好きなことができ、未来につながる場所。医療系学生団体MFF(Medical Future Fes)が主催する医療系学生だけでなく、医療に関心のあるすべての人に開かれたイベント「SUMMER FES2018」が8月18・19日、日本医師会館(東京都文京区)で開催された。今年のテーマは「一生の思い出の夏に」。参加している学生団体のプレゼンが組まれた2日目を取材してきた。バリバリ文系学生の原がレポートする。

Medical Future Fes(MFF)とは

MFFは、毎年夏に行われる大規模イベント「Summer Fes」を中心に、これからの医療について様々な視点で学んでいくためのイベントを主催する学生団体。
ゲストを講師に招いた講演会や、学生団体によるプレゼン等のプログラムを実施している。
今回のフェスに関わったスタッフは54名。所属校名も様々だ。

誘導係をしていた二人は、京都大学とハンガリーのデブレツェン大学の医学生。
学生同士の交流と大学では学べない情報の収集が楽しみだと話してくれた。

MFFの2018年度代表の武藤康輔さん(防衛医科大学校医学部4年)、副代表で時期代表の若林雛子さん(昭和大学薬学部3年)に、イベントが始まる前の空き時間に話を聞いた。

 

MFFに入って良かったことは?

「好きなことができるということです。月1回のペースで講演会を開催しているのですが、メンバーがそれぞれ企画をして、講師をお願いしたい方にアポイントを取っています。
メンバーは皆積極的で、同じ目標や志を持った人たちが集まっているので、MFFに入って良かったと感じています」。

「志の高い学生が集まって講演を聴いたり考えたりする場を提供することは、毎回がとても楽しいです。
教科書では学べないことへの理解を深めることができて、(自分にとっても)とても役に立っています」。

15分ほどの短い時間だったが、メンバーそれぞれにMFFでやりたいことがたくさんあることや、自身の将来について深く考えていること、そして活動を心から楽しんでいることが伝わって来た。

2人のワクワク感や熱意が話を聞いているこちらにも伝わり、この後始まる学生団体プレゼンがとても楽しみになった。

 

医療系学生の様々な活動を知る

2日目の午前中は、学生団体によるプレゼンタイム。
1回のプレゼン時間が20分で設定されており、各ブースを周って話を聴くというスタイルになっている。
医療系学生だけでなく、なんと医療を目指す高校生も聴きに来ていた。

Team Medics

 

「日本の医療が安心感をもたらし、発展をリードする存在になれるよう励んでいます」
医療系学生の国際的なコミュニケーション能力を育成することをテーマに活動する学生団体Team Medics。
医療英会話(実際の医療現場で使う英語)について講師を招いて学び、勉強会を開催している。
また、アウトプットする場もあり学びの実践もしているそうだ。

インプットだけに満足せず、将来グローバルに医療の現場で活躍するために、自ら発信していこうという気持ちが丁寧な説明に表れていた。

 

JIMSA(日本国際医学ESS学生連盟)

全国の医療系ESS(英語研究会)が加盟し、3つのセクションに分かれて活動しているJIMSA。
医学英語能力を磨くスピーチや、医学問題に関するディベート、研究発表、さらに学生同士の交流イベントなどを実施している。
英語劇を披露することもあり、演技だけでなく、音響や舞台演出なども手掛けるそうだ。
学んだ英語を多角的に表現できる場があるのは面白い。
医学を学び始めたばかりの学生でも、実践英語を学び機会になっている。

jaih-s(日本国際保健医療学会学生部会)

国際保健医療に関する人材育成に取り組む学生団体。
全国から参加している学生同士の横のつながりと、学生と国際保健医療で活躍する先生方との縦のつながりを大切にしているそうだ。
保健医療分野に限らず、政治・経済・教育・福祉など幅広い分野から参加することができる。
実際に海外の現場で国際保健医療の仕事に貢献することもでき、いわゆる文系と理系学生が相互的に視野を広げるという体験もできる活動になっている。

 

AMSA Japan(アジア医学生連絡協議会日本支部)

AMSAはアジア・オセアニア地域を中心に27の支部があり、年2回の国際会議を開いて医療系学生が交流している。
日本支部であるAMSA Japanでは、国際会議の他、国内で交流会や6年生に話を聞くAMSA会といったイベントを実施し、日本全国の医学生と交流している。
留学となると費用が気になるところだが、AMSAでは加盟国間で行われる交換留学プログラムがあり、安心・安全に国を越えて学びを深めることができる。
留学ではなく旅行先でAMSAの外国人学生と仲良くなったというエピソードもあるそうで、国境を越えて学生とつながることが魅力のひとつになっている。
プレゼンをしていた二人は、会うのが3回目ということだったが、そんな風には全く感じない仲の良い雰囲気があった。

 

ASP-Japan(日本薬学学生連盟)

日本薬学生連盟は、薬学を学ぶ学生が中心となり集まった5つの支部を持つ一般社団法人。
献血の呼びかけや啓発活動、地域住民との健康啓発活動をはじめ、国外の団体との交換留学プログラムや病院・薬局・企業の現場を体験するなど幅広い活動を行っている。
「薬女(やくじょ)のつどい」という薬学生の女子が集まって交流する会があるそうで、どのような会話をしているのか女子としては気になるところだ。

 

JPTSA

理学療法士を目指す学生同士の交流や情報交換の機会を提供し、学生の視野の拡大や意識啓発を目的に活動している学生団体。
理学療法士の数、学生の数が年々増えており、活躍の場は病院や施設だけでなく、様々な分野の企業へと広がりつつある。

 

IFMSA-Japan(国際医学生連盟 日本)

IFMSAはWMA(世界医師会)やWHO(世界保健機関)にも認められた国際NGOで、137カ国130万人の医学生が参加する大規模な団体だ。
日本支部では、良い医療者の育成を目指して活動している。

 

inochi学生プロジェクト

新しい技術のヘルスケアへの応用の模索と地域のヘルスケア問題の解決に取り組み、真のイノベーションを打ち出すことができる若手人材の育成を目的として活動している。

全ての団体のプレゼンを聴くことはできなかったが、どの団体の活動も魅力的で、文系学生も所属できる団体もあり、実際に活動している文系学生も多くいることがわかった。

どの団体も取り組みや姿勢をわかりやすく説明してくれたので、自分自身、触れたことがなかった医学の世界に足を踏み入れる機会となり、新しい世界が広がった。
参加学生達も、自分に合った団体を見つけることができたのではないだろうか。

SUMMER FESの参加費にはランチ代が含まれており、お昼休憩はケータリングサービスのランチを全員でいただく交流タイムだ。

「医」と「食」で社会貢献を目指し、食材や味付けにこだわり、メニュー開発をする企業のケータリングは、近い将来、医療に従事する学生への食育にもなっている。

あちらこちらで話が盛り上がっており、スタッフから「交流も大事ですが、ご飯もおかわりしてくださいね」と声がかかる場面も!

食事も大事だけど、交流も大事。
話題が尽きない様子で、Summer Fesの素敵な空間ができあがっていた。

 

 

東京女子大学3年 原慧理加

 

 

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