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世界が評価した「日本人の才能と生き方」クーリエ・ジャポンが選ぶ「世界が注目した日本人100人」2025年版

音楽、漫画、研究、社会活動、SNS——。
2025年、世界のメディアが注目した日本人は、漫画家から政治家、クリエイターまで、ひとつの分野にとどまらない多様な顔を持っていました。
クーリエ・ジャポンが発表した「世界が注目した日本人100人」2025年版から、世界が評価した日本人の才能と、その背景にある生き方を読み解きます。

世界が見つめた「日本人100人」

世界各国の主要メディアと提携するクーリエ・ジャポンは、2025年に「世界が注目した日本人100人」を発表しました。
「2025年の社会に影響を与えた」という視点から、「政治・経済」、「社会・報道」、「ビジネス」、「スポーツ」、「作家」、「漫画・アニメ」、「芸能」、「アカデミア」、「映画・音楽」、「クリエイター」、「飲食」、「SNS」という12のカテゴリーに分け、世界各国のメディアで注目された日本人を合計100人選出。

2025年は、史上初の女性首相誕生や、研究者2人の同時ノーベル賞受賞など、日本人の活躍が国際的に大きく報じられた年でもありました。

カルチャーが国境を越えた瞬間

【漫画・アニメ部門】では、漫画家・浦沢直樹さんが選出。
2025年、フランスのアミアン漫画祭にゲストとして招待された浦沢直樹さん。
同祭の共同創設者パスカル・メリオー氏は、仏ラジオ局「ラジオフランス」の取材に対し、「私たちが招待状を送ったとき、彼は世界中から70もの招待を受けていた。交渉には丸3年かかった」。「彼を招待することは夢のような話だった」と語っています。

【映画・音楽部門】では、シンガーソングライターの藤井風さん。
米「ロサンゼルス・タイムズ」紙は、独自の音楽スタイルで国際的に注目を集めているとして、藤井風さんを取り上げました。
『Shinunoga E-wa』がTikTokでバイラル化し、YouTubeやSpotifyで数億回の再生を記録。
同紙は藤井さんの人気振りを「アニメや日本の他の文化的な輸出物とは無関係で、音楽の多様性や複数の楽器を演奏する能力、世代を超えた歌詞が支持されていることにある」と高く評価しています。

社会と未来に向き合う日本人

【社会・報道部門】では、被爆者で平和活動家の近藤紘子さんが選出。
広島に原爆が投下されてから80年を迎えた2025年。
スペイン紙「エル・パイス」は、生後8ヵ月で被爆した近藤紘子(こうこ)さんにスポットライトを当て、彼女の半生を綴っています。
同紙が「愛情深く、感情表現が豊かでおしゃべりな人物」と描写する近藤さんは、キリスト教牧師だった父の谷本清さんから託された「平和のために戦い、私たちの歴史が失われないようにしなければならない」という使命を受け、数十年にわたり国内外で核兵器の廃絶と完全撤廃を訴えてきました。

【アカデミア部門】では、産業技術総合研究所の深津武馬主席研究員らの研究が注目。
ほとんど知られていない昆虫の世界の、想像もできない「隠れた宝物」のような発見があったと仏紙「ル・モンド」が伝えたのは、産業技術総合研究所・深津武馬さんらの研究チームによる研究です。
深津さんらは、カメムシの一種ノコギリカメムシのメスが、拾った「菌」を脚に付けて育て、産卵後、卵に菌をすりつけて菌糸を纏わせることで寄生蜂から守っていることを発見しました。
ノコギリカメムシの脚の膨らみはこれまで、耳だと思われていました。

新設された「SNS」部門が示す時代性

新たに「SNS」部門が設けられ、ポリグロット・インフルエンサーのYuji Belezaさんが選出。
日本人とアイルランド人の両親のもとに生まれたYujiさんは、40ヵ国語を操るインフルエンサー。
街頭で通行人に出身地を尋ね、その国や地域で話されている言語に即座に切り替えて会話する動画を投稿しています。
特に流暢な5ヵ国語に加え、話者の少ない言語にも対応できる点が特徴で、動画内では最初は戸惑っていた通行人が、母語で話しかけられたことをきっかけに表情を和らげ、次第に心を開いていく様子をたびたび見ることができます。

世界から見た日本人という視点

この特集が示しているのは、有名か無名かではなく、「どのように社会や文化に影響を与えたか」という視点です。
世界が注目した100人の軌跡は、日本人の可能性をあらためて考えるきっかけを与えてくれます。

クーリエ・ジャポンとは

クーリエ・ジャポンは世界中のメディアの記事を日本語に翻訳・編集して発信しているウェブメディア(サブスクリプションモデルで、有料会員のプランは月額735円〜)。
2005年の創刊以来、世界に目を向けている読者に向けて、海外の有力メディアから記事を厳選して掲載しています。
ニューヨーク・タイムズ(米)、ガーディアン(英)ル・モンド(仏)、エル・パイス(西)、シュピーゲル(独)などをはじめ、多数のメディアと提携しており、日本発のオリジナル記事も充実。世界の動きがわかる記事を毎日掲載しています。

特集ページ https://courrier.jp/news/tag/series-feature-100-people-of-the-year-2025-2/

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