冷え込みが強まり、体調管理が難しくなる11月。
勉強時間が増え、睡眠不足や緊張で朝食が喉を通らない受験生も多い時期です。
料理家・尾田衣子さんは「朝ごはんは脳と体のエネルギースイッチ。タイプに合わせて整えることが大切」と話します。
尾田さんが提唱する“4タイプ別朝ごはんメソッド”をもとにしたおにぎりレシピをご紹介。
朝食はおにぎり+味噌汁+漬物の組み合わせで、無理なく続けられるスタイルです。
■ガス欠タイプ(朝が弱い・食欲が出にくい)
朝になると「お腹すいてない」「食べたくない」と言いがちで、脳へのエネルギー供給が遅れやすいタイプ。
夜遅くまでの勉強や緊張で自律神経が乱れ、血糖値が上がりにくいことが原因の一つです。
ポイントは“ひと口で脳にエネルギーを届けること”。
「鮭とわかめの雑穀おにぎり」
鮭のビタミンB群+雑穀の鉄分・亜鉛で持久力アップ。
油あげとほうれん草の味噌汁で朝の代謝をサポート。
■爆発タイプ(感情の波が激しく集中が途切れやすい)
「朝は元気なのに、急にイライラ」「テスト前に不安定になる」など、気持ちの浮き沈みが出やすいタイプ。
血糖値の乱高下や腸内環境の乱れが影響している場合があります。
朝食で“安定したエネルギー供給”を意識することが大切。
「雑穀ツナアボカドおにぎり」
→ アボカドの良質脂質が血糖の乱高下を防ぎ、腸を整えるしめじ味噌汁と相性◎。
■ ぽかぽか不足タイプ(冷え・疲労・代謝低下)
寒さや疲れで朝から体が動かない、手足が冷たいタイプ。
血流や代謝が落ちていると、脳への酸素供給が不足し、集中力や判断力にも影響します。
“温める食材”で代謝を高めることが鍵。
「豚みそおにぎり」
→ 豚肉×味噌×ごまで代謝促進。根菜味噌汁+生姜白菜漬けで体を芯から温めます。
■ 消化不良タイプ(胃腸が弱く食後に眠くなる)
「朝食を食べると眠くなる」「胃がもたれる」という声が多いタイプ。
夜遅くの食事やストレスで胃腸機能が低下していることがあります。
“やさしく整える”朝食で、内臓のリズムをリセット。
「梅しらすおにぎり」
梅のクエン酸で胃を活性化し、しらすでたんぱく質補給。
大根と豆腐の味噌汁でほっと一息。
「受験は長期戦。朝ごはんで“心と体を整える時間”をつくってほしい。
自分のタイプに合ったおにぎりで、毎日が少しでも前向きになりますように。」
この取り組みは、農林水産省「ニッポンフードシフト」と読売新聞「朝から日本を考える。」との連携プロジェクト。
おにぎり協会は“おうちでおにぎり”の魅力を再発見し、日本の食文化の継承を目指しています。
<尾田衣子氏プロフィール>
尾田衣子(おだ・きぬこ)
料理家として家庭で続けやすい再現性の高いレシピを提案しながら、分子栄養学に基づく“子どもの体調と学力を支える食事”を研究・発信している。
特に受験期の朝食づくりに注力し、子どもの気質や体質を読み解く「タイプ別・朝ごはんメソッド」を開発。
旬の食材や脳と体のエネルギーが続く調理法を活かしたシンプルで作りやすい料理に定評があり、学習塾や教育機関とも連携し、親子のパフォーマンスを上げる食生活を提案している。
“おいしさと栄養の両立で、毎日の朝をラクに整える”をテーマに、レシピ開発、講座、メディアなど多方面で活動中。
おにぎり協会のアンバサダーでもある。
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