オーチャードホール休館前、最後のニューイヤー 次世代の演奏家と東京フィルが2027年の幕開けを彩る
2027年の始まりとともに、ひとつの文化拠点が大きな節目を迎えます。
Bunkamuraオーチャードホールで2027年1月2日(土)、3日(日)の2日間、「東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート2027 ~どこかで出会った、あのメロディ~」が開催されます。
Bunkamuraは1月4日(月)から大規模改修工事のため全館休館に入ることから、今回がオーチャードホール休館前最後のニューイヤーコンサートとなります。
新年を彩る、恒例のニューイヤーコンサート
Bunkamuraと東京フィルハーモニー交響楽団が贈る、毎年恒例のニューイヤーコンサート。
誰もが一度は耳にしたことのあるオーケストラの名曲を楽しめるだけでなく、会場には獅子舞が登場し、華やかな着物で来場者を迎えるなど、「にっぽんのお正月」を感じられる演出も用意されています。
司会を務めるのは、コンサート・ソムリエとしても活躍する朝岡聡さん。
さらに、来場者の投票によって当日の演奏曲が決まる「お楽しみ福袋プログラム」や、“東京フィルで『ラデツキー行進曲』を指揮できる権”などが当たる「お年玉抽選会」も実施されます。
クラシックコンサートに普段あまり足を運ばない人にとっても、新年のイベントとして楽しめそうです。
次代の音楽界を担う若い演奏家たち
2027年公演の指揮を務めるのは、国際的に活躍する指揮者、ケンショウ・ワタナベさん。
5歳で渡米し、ヴァイオリニストとしてイェール大学で修士号を取得した後、カーティス音楽院を卒業。
イェール大学では分子生物学、細胞生物学、発生生物学を学び、理学士も取得しています。
音楽と科学。
異なる領域で学びを重ねながら、現在は世界トップクラスの劇場などで指揮をする、そのキャリアにも注目したい人物です。
ソリストには、これからの音楽界を担う若い演奏家が登場します。
1月2日は、2026年モントリオール国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で優勝した竹内鴻史郎さん。
現在、マンハッタン音楽学校と東京音楽大学アーティスト・ディプロマコースで学びながら、国際舞台で活躍の場を広げています。
1月3日は、2022年第76回ジュネーヴ国際音楽コンクールで第3位に入賞したピアニストの五十嵐薫子さんと、ジャズを中心に幅広く活躍するトランペット奏者・松井秀太郎さんが出演します。
五十嵐さんと松井さんは、Bunkamuraが次世代の演奏家を育成するために開催してきた「未来の巨匠コンサート」への出演経験を持つアーティストでもあります。
若い才能を育て、舞台へ送り出してきたBunkamura。
その演奏家たちが、休館という大きな節目のステージに立つことになります。
オーチャードホール休館前、最後のニューイヤー
東京フィルハーモニー交響楽団とBunkamuraオーチャードホールがフランチャイズ契約を結んだのは1989年。
以来、オーチャードホールは東京フィルの演奏とともに、多くの音楽ファンに親しまれてきました。
Bunkamuraは2027年1月4日から大規模改修工事のため全館休館します。
休館期間中も、他会場や施設で文化・芸術事業を展開していく予定です。
長く音楽が奏でられてきた場所のひとつの節目と、これからの音楽界を担う演奏家たちの未来。
2027年のニューイヤーコンサートは、その両方が交わる特別な舞台となりそうです。
【公演概要】
東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート2027
~どこかで出会った、あのメロディ~
日時:2027年1月2日(土)・3日(日)各日15:00開演
会場:Bunkamura オーチャードホール
(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
出演:
指揮/ケンショウ・ワタナベ
ヴァイオリン/竹内鴻史郎(1月2日のみ)
ピアノ/五十嵐薫子(1月3日のみ)
トランペット/松井秀太郎(1月3日のみ)
司会/朝岡 聡
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
主な曲目:
J.シュトラウスⅡ:喜歌劇『こうもり』序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲より第1楽章(1月2日のみ)
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番(1月3日のみ)
お客様の投票で演奏曲が決まる「お楽しみ福袋プログラム」
ラヴェル:ボレロ ほか
料金:
S席 6,900円
A席 5,800円
B席 3,800円
※全席指定・税込
※未就学児入場不可
チケット:
オンラインチケット MY Bunkamura先行発売
2026年9月26日(土)10:00~
一般発売
2026年10月6日(火)10:00~

公演詳細:
https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/27_nyc.html
主催:Bunkamura/公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
出演者プロフィール
ケンショウ・ワタナベ(指揮) Kensho Watanabe, conductor
ダイナミックな音楽性、思慮深い解釈、指揮台での魅力的な存在感で国際的に高く評価されている。
1987 年横浜生まれ、5 歳で渡米。2016~19 年フィラデルフィア管アシスタントコンダクターを務める。
ヴァイオリニストとしてイェール大学で修士号を取得した後、カーティス音楽院を卒業。
イェール大学では分子生物学、細胞生物学、発生生物学を学び、理学学士を取得。
メトロポリタン・オペラ(MET)など世界トップクラスの劇場で指揮をしている。
竹内鴻史郎(ヴァイオリン) Koshiro Takeuchi, violin (1 月 2 日公演)
2026 年モントリオール国際音楽コンクール ヴァイオリン部門優勝、併せてバロック賞を受賞。
2025 年 Ion Voicu International Violin Competition 優勝、2023年ロン・ティボー国際音楽コンクール第 3 位、パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第 5 位。
2024 年、尾高忠明指揮・東京フィルとの共演でオーケストラ・デビュー。
モントリオール響、ジョルジェ・エネスク・フィル、東京交響楽団などと共演。
2026 年にはニューヨークでリサイタルを開催。
現在、マンハッタン音楽学校にフルスカラシップ生として、東京音楽大学アーティスト・ディプロ
マコースに特別特待奨学生として在籍。
五十嵐薫子(ピアノ) Kaoruko Igarashi, piano (1 月 3 日公演)
桐朋学園大学及び大学院卒業。2022 年 第 76 回ジュネーヴ国際音楽コンクールにて、第 3 位及び Rose Marie Huguenin Prize を受賞。
6 歳より桐朋子供のための音楽教室にてピアノを始める。
今泉紀子、山田富士子、村上弦一郎、横山幸雄、岡本美智子の各氏に師事。
これまでに、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、広島交響楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、KBS 交響楽団と共演。
徳永二男、ワディム・レーピン、工藤重典などの各氏と共演するなど、室内楽にも精力的に取り組んでいる。
松井秀太郎(トランペット) Shutaro Matsui, trumpet (1 月 3 日公演)
1999 年生まれ。国立音楽大学ジャズ専修を首席で卒業。
2023 年「STEPS OFTHE BLUE」でメジャー・デビュー。
自身のカルテットやデュオ公演をはじめ、オーケストラとの共演などマルチな才能で幅広く活躍。
メディアにも多数出演し、ジャズ界の新星として注目を集めている。
2025 年 10 月にはライヴ盤「FRAGMENTS」をリリースし、2026 年 1 月からは自身のカルテットにて全国ツアーを行い好評を博した。
朝岡 聡(司会) Satoshi Asaoka, MC
慶應義塾大学卒業後、テレビ朝日のアナウンサーとして活躍。
フリーとなってからは、テレビ・ラジオ・CM 出演の他、クラシックやオペラ・コンサートの司会や企画構成など、コンサート・ソムリエとしてフィールドを広げ、芸術ファンのすそ野を広げる司会者として注目と信頼を集めている。
著書に『いくぞ!オペラな街』(小学館)、『恋とはどんなものかしら 歌劇(オペラ)的恋愛のカタチ』(東京新聞出版局)など。
日本ロッシーニ協会副会長。東京藝術大学客員教授。


