夏はオレンジ系。チークとアイメイクを同系色で統一感を出してみよう!
学生モデルで参加してくれた永山実奈さんからのリクエストは、「崩れにくい肌メイク」と「眉の描き方」です。
アドバイザーの今村香奈さんが、簡単にできるテクニックを教えてくれました。
崩れにくい肌メイク
先ずは顔全体にファンデーション。
スキンケアをしてお肌を整えた後、一度ティッシュでお顔全体を軽くおさえ、余分な水分や 脂をオフします。
化粧下地を顔全体に均一にムラなくのせ、お肌のキメやトーンを整えます。
ファンデーションをお顔全体になじませたら、スポンジでのばし、細かい小鼻のまわりや口まわりはスポンジを軽く叩き込むようにしてなじませます。
目のまわりは皮膚がよく動く部分なので、スポンジで薄くのばし、ヨレを防ぎます。
スポンジを使うことで、ファンデーションがお肌に密着し余分なファンデーションをお肌に 残さないのでナチュラルに仕上がります。
パフにフェイスパウダーを付け、お顔全体にのせていきますが、パフの2つ使いでお粉の厚塗りを防ぎ、化粧崩れしにくくします。
ひとつのパフにお粉を十分に含ませたら、もうひとつのパフと揉み込むようにグリグリと合わせ、お肌にのせていきます。
細かい部分はパフを半分に折った先で付けるとやりやすいです。
今回、チークは夏をイメージしてオレンジ系で。
黒目の下2~3センチあたりにフワっとのせます。
少し日焼けしたようなホテッたようなイメージです。
アイメイクもオレンジ系のブラウンで統一感をだします。
うすいパールベージュもしくはうすいパールピンクをアイホール全体にのせ、目の淵から5 ~7ミリくらいをパール入りのオレンジブラウンでのせていきます。
下まぶたは、今回、涙ぼくろを強調してみました。
下まぶたの淵から3~5ミリくらいのところの山のてっぺんまで、白かライトベージュのアイカラーをのせます。
その下に、パールの入っていないライトブラウンで軽く2ミリ幅くら いでのせ、影をつけます。
ハイライトもシャドウも強く入れ過ぎると、わざとらしく見える ので気をつけて下さい。
アイラインは黒でまつ毛の間をうめるように上からと下からと描きます。
まつ毛はビューラーで上げ、黒マスカラでぬります。
下まつげもマスカラをぬりますが、下 まつげはマスカラを縦に入れるとぬりやすいです。
眉毛は、自眉を生かしながら今の流行りを取り入れて描いていきます。
ライトブラウンのアイブロウペンシルで眉の輪郭をおおまかに描いていきます。
眉山は、黒目の外側の少し外側寄り。
そこから、なだらかに下ろして小鼻と目尻を結んだ直 線上で止めます。
眉先は細くなり過ぎず、カッターの刃先みたいなイメージですが、内側は 少しアーチ感を出して女性っぽくがトレンドです。
眉頭のはじまりは、目頭の上あたりです が、個人差があったり、なりたいイメージもあるので長さを変えながら自分にしっくりくる 場所を探してみるのもいいと思います。
眉頭より眉尻が下がってしまうと、困ったちゃん顔になり、自信がなさそうなお顔立ちになってしまうので、気をつけて下さい。
自然なうぶ毛は、作り過ぎないナチュラル感と若々しさが出るので、今回はカットせずに、 あえて残します。
左右の眉のバランスを見ながら、ブラウンパウダーをブラシかチップで濃過ぎない程度にの せていきます。
眉頭は鼻筋にぬけるような感じでぼかし、眉頭が眉尻よりも濃くならないよ うにします。
毛のないところに色むらができたら、ペンシルで毛を描き足します。
眉尻は毛も少なく消えやすいので濃いくらいでも大丈夫です。
髪の毛がかなり明るい色の場合などは、眉マスカラを使って、眉毛自体の毛を明るくします。
眉マスカラのスクリューブラシにマスカラ液が付き過ぎないように、ケースの口でしごくか ティッシュオフしてから、眉毛の表と裏に付くように左右に動かしながら付けます。
マスカラ液が乾いたら、コームかスクリューブラシで眉毛をとかして整え、完成です。
真剣になって、鏡に近過ぎると、いいのか良くないのか、よく分からなくなってきてしまうので、鏡から30センチくらい離したりして確認しながら描いてみましょう。
リップは色味をほぼ外して、チークとアイカラーの色味を引き立てます。
唇全体にうすく透明グロスを塗り、唇の中央内側に色味のあるお手持ちのグロス(ピンク・ 赤・オレンジなど)を上下3箇所ぐらいづつポンポンと置き、指先で軽くなじませ、完成です。
お悩みで多くあがるのが、自分にあった色選びがわからない、というようなものですが、 まずは、自分の肌の色味を知ることからはじめてみるのはどうでしょう。
パーソナルカラーというものがあります。
これは自分の肌の色味を知り、その人が自分に合う色を取り入れることで、より輝き魅力を引き出す、自分と調和した色のことです。
4つのタイプにわかれ、おおまかにはイエローベース(黄みがかった色味)とブルーベース (青みがかった色味)です。
イエローベースのお肌の人が青みがかったアイテムを付けると、くすんで見えたり暗い印象になりますが、黄みがかったものを付けると、健康的で明るくみえます。
逆に、ブルーベースのお肌の人が黄みがかったものを付けると、やはりくすんで見え、疲れた印象になりますが、青みがかったものをつけると、透明感が出てキレイに見えます。
インターネットでセルフ診断もできますし、専門の方にアドバイスを受けに行って詳しく診 断してみるのもいいですね。
アイテム選びのコツ
流行のメイクアイテムは気になって取り入れたいところですが、まずは実際にお肌の上にのせてから。コスメカウンターのビューティーアドバイザーの方に使い方を聞きながら試して みるのもいいです。
鏡を見てしっくりくればOKですが、いまいちピンとこない・自分には なじまないかなあと思ったら、購入を見送ることをオススメします。
自己満足で購入して、結局、宝の持ちぐされになってしまってはもったいないですからね。
自分のお肌の色味のベースを知っていれば、イエローベースならアイカラーのブラウンにしてもオレンジよりのブラウンを選ぶ・ブルーベースならチークは青み系のピンクを選ぶなど、メイクアイテムをチョイスする時のものさしになります。
自分の生まれ持ったお肌の色味を知って、似合う色を味方に付けて、さらに自分の魅力を引 き出してください。
アドバイス:今村香奈
<プロフィール>
20代後半で、OLからヘアメイクの世界へ。
サロンワークを経てフリーとなり、舞台や映像を中心にPVや映画で活動。
代表作 舞台 戦中戦後三部作「フツーの生活」、映画「飛べ!ダコタ」などがある。
他に就活マナー講師。3歳になる女児のママでもある。
モチベーションが上がる曲:
映画「天使にラブソングを」の劇中歌♪I Will Follow Him、
映画「ドリームガールズ」でビヨンセがうたう♪Listen
阿波踊りの盛んな地域に住んでいることもあり、阿波踊りの曲を聴くと「夏が来た!」と思って
テンションが上がります♪
撮影協力:allier
木のぬくもりが都会の喧騒さを忘れさせてくれる…カフェ風サロン♪
トレンドからベーシックまで幅広い技術を活かし再現性と髪と頭皮(地肌)にやさしいを第一に考え、なりたいスタイルを創り出します。
東京都中央区銀座3-3-7 STB9BLDG2F
TEL/FAX 03-5250-3888
(2016年8月掲載記事をリライトしています)