• 金. 1月 30th, 2026

「世界で戦える選手になりたいと思っています」ボートインカレ決勝では、日本代表強化指定選手の米川志保さんから世界大会に向けた意気込みをお聞きすることができました。

こんにちは。東京女子大学3年の池澤実幸です。
予選に引き続き、ボートの全日本大学選手権大会決勝戦(9月9日・戸田オリンピックボートコース)を取材してきました。
さすが決勝戦、初日の予選より観客数が多く、戸田公園は大いに賑わっていました。

昨年、「スポーツ女子の『食』を考える座談会」に参加してくれた一橋大学端艇部の直井夏織里選手とマネージャーの河野優華さんに会うことができました。
女子舵手つきフォアに出漕した直井選手のクルーは既にレースを終え、賞状を掲げて笑顔で写真撮影しているところでした。

女子舵手つきフォア 入賞

一橋大学 女子舵手つきフォア #S直井夏織里選手  #3 西尾友伽選手 #2横井七香選手 #B辻田みどり選手 C 小塚裕理奈選手

「6着だったのは悔しいけど、今までで一番良かったです」と、全員が満足そう。
「来年は優勝したいです」と笑顔で応えてくれました。

一橋大学マネージャー 河野優華さん
舵手なしペアで優勝した一橋大学の男子クルーが表彰される様子を見守っていた河野さん。
マネージャーとして間近で漕手達をサポートしてきた彼女に、今の率直な感想を尋ねると「4年間練習してきたものが形になってすごい!おめでとうという気持ちでいっぱいです」と教えてくれました。

女子舵手なしペア優勝 中央大学

中央大学 B林田瑞季選手 S田﨑結女選手

二人とも出身が長崎県という、通称長崎仲良しコンビ!
これまで予選でもスタートで負けてしまうことが多かったため、今回の試合では、最初から突っ込んで行こうと心に決めていて、良いスタートを切ることができたそうです。

1200~1500メートルくらいまでかなり苦しかったそうですが、「田崎さんの声掛けが力になりました」と林田選手。
最後は持ち味のレンジの長さを活かした粘り勝ち!
「チームメイトにも感謝です」と笑顔で語っていました。

女子シングルスカル優勝 早稲田大学

早稲田大学 米川志保選手

「とりあえずインカレ優勝が目標だったので、嬉しいというよりほっとしています」と安堵の笑みを浮かべたのは、女子シングルスカルで優勝した米川志保選手(早稲田大学)。
米川選手はインカレ前に開催されたU23世界選手権(7月25~29日)とアジア大会(8月19~24日)にU23日本代表クルーとして女子ダブルスカルに出場していました。
インカレ目前でダブルスカルからシングルスカルに種目を変更、満足のいく練習ができず不安が残る中でインカレ本番を迎えたといいます。

「決勝では少し力んでしまうところもありましたが、結果勝てたのでよかったです」

今後の目標について尋ねると、「インカレは大学の中での試合でしたが、来年以降オリンピックにつながるレースが始まるので、世界で戦える選手になりたいと思っています」と意気込みを語ってくれました。

世界で輝く米川選手に期待が高まります。

女子ダブルスカル優勝 明治大学

明治大学 瀧本日向子選手 高島美晴選手

女子ダブルスカルで優勝したのは、明治大学の瀧本日向子選手と高島美晴選手のクルー。
瀧本選手は、「今までのレースではリズムを合わせて漕ぐということができなくて苦戦していましたが、今日はダブルスカル最後の試合ということで、『息を合わせて』ということを課題にしていました。そうしたら、スタートが結構うまくいって、他のクルーよりも前に出られたので焦ることなく自分たちのリズムでゴールすることができました」とコメント。

高島選手は、「今年に入ってから4月の大会以降2人でやってきて、アジア大会はメダルを目指していましたが4位という結果でした。自分の中でも、レースで上手く(リズムを)合わせきれなかったという心残りがありました。上手く(リズムを)合わせ、気持ちのいいレースをして、最後は集大成として締めたいと思っていたので、このレースではそれを実現できたと思っています」と話していました。

今後の目標について「全日本選手権大会(10月25~28日)があるので、また一緒にボートに乗ることになると思います。今まで合わせてきたものを生かしつつ、また明治大学で優勝したいと思います」と瀧本選手。
高島選手は「ほとんど一緒なんですけど」と笑いながら、「まだ今シーズン終わっていないので、今回のレースが完全に納得できたものかと言われるとそうではありませんが、それでも一番うまくいったので、その精度を今後もっと高めて磨いていかないといけないと思っています」と語りました。

女子舵手付きフォア3位 日本体育大学

 日本体育大学 C濱田実沙季選手 S村越柚香選手 3小松原杏選手 2屋根田朋美選手 B寺下日陽里選手

初日に取材した日本体育大学の寺下日陽里選手のクルーが、女子舵手付きフォアで3位に入賞。

「きつかったけど楽しかったです!」と寺下選手。

「来年は優勝で!」と、全員が笑顔で答えてくれました。

女子舵手つきクォドルプル優勝 早稲田大学

早稲田大学 澤田夏実選手 安井咲智選手 松井友理乃選手 宇野聡恵選手 藤田彩也香選手

早稲田大学クルーの皆さん、多くの人達から祝福と記念撮影に対応していました。
撮影をお願いすると、とても嬉しそうな笑顔で応えてくれました。

     

帰り際、北海道大学漕艇部の皆さんにお会いできました。
9月6日午前3時過ぎに北海道胆振東部地震が発生。
その日は予選初日だったため、既に北大漕艇部は関東入りしていました。
予選に出漕する北大クルーに向け「北大だ。頑張れ!」とエールを贈る他大学の姿がありました。

北大漕艇部の部員に声をかけると、「札幌市内は既に電気も復旧したと聞いているので大丈夫です」と状況を確認できていることを教えてくれました。
被災地では、まだまだ不安を抱えて生活されている方がいらっしゃると思いますが、できるだけ早い復興を願い応援していきたいと思います。

部活動の中でも大きな節目となる全日本選手権大会では、様々なドラマを目の当たりにしました。
理想通りのレースに喜ぶ姿、最後の最後で抜かれてしまい悔し涙を流す姿、チーム一丸となって艇と並走し全力で応援する姿、それぞれのチームの熱い思いが伝わってきました。
観る者にも感動を与えてくれる全日本選手権大会でした。

選手に取材する学生スタッフの池澤さん

取材 池澤実幸(東京女子大学)

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