• 木. 1月 8th, 2026

日本の少子高齢化という課題に向き合い、情報サービス事業を展開する「アクトインディ株式会社」の事業推進部門で女性管理職として活躍されている鎮目美代子氏インタビューの後編は、子育てとの両立、リーダーシップ、学生へのメッセージなどを伺いました。

管理職としての心構え

管理職になるために仕事をしていたわけではありませんが、目の前にある仕事を一生懸命やってある程度経験を積んでいくと、管理職へ誘いの声がかかりました。
新しいことが好きで、新しい経験をしたいと思っていたので、お受けしました。

管理職になっても続けていることは、メンバーそれぞれをリスペクトすることと、自分の知らないことや弱さをメンバーに隠さずさらけ出すことです。
プロジェクトのメンバーはそれぞれの分野のエキスパートがそろっているわけですが、プロジェクトを進めていくと必ず自分の知らない分野も出てきます。
自分が知らないことは「わからないので教えてください」と正直に言ってメンバーに共有します。
私の方が詳しい時は「一緒にやりましょうか」と声をかけます。

しかし、メンバーに対しては敢えて「最後までは手を出さない」ようにしています。
途中までは一緒に取り組みますが、最終的なことはその人に任せ、自分自身のやり方でやってもらうよう心掛けています。
それは自分自身も同じで、最後まで教えてもらったら自分の成長にはならないので、最後は自分にやらせてくださいと言うようにしています。

リーダーの役目はプロジェクトを前に進めることなので、チーム全員がひとつになるよう、チームがやりやすい環境づくりを大切にしています。

子育てと仕事の両立

体力は必要ですね。
仕事の時はONで家に帰るとOFFと思う人もいるかもしれませんが、子育てがあると家に帰ってもONの状態のままです。ONが2つ(笑)

家事(子育て)と一口に言っても洗濯、掃除、炊事、ゴミ出しに子供の学校の準備やお弁当作り…など数えたらキリがないほど大量のタスクがあります。
全てを毎日完璧にこなすのではなく、大量のタスクの中から家族と相談して優先順位をつけ、1日にやり切れる量をこなすようにしています。

子育てしているから仕事が大変だと思ったことはあまりありません。
仕事を2つやっている人、仕事の他にボランティアを一生懸命やっている人など何かを2つ以上やっている人達と同じで、子育てもそのひとつではないかなと思います。
子育ては自分がやりたいと思ってやっていること。

とはいえ体力は必要なので自分の健康管理は責任を持ってやらないとなりませんね。
でも、それは仕事をするうえでも同じこと。
時間と体力をどう使うか、子育てとの両立は自己管理だと思います。
そして、両立できる環境にいられることと、家族やサポートしてくれるすべての人に、とても感謝しています。

マーケティングを仕事にしたい人へのアドバイス

マーケティングにおいて大切なことは、「鳥の目」と「蟻の目」を持つこと。
数字やデータというマーケット全体を見ること(俯瞰し客観的にみる鳥の目)を大切にしつつ、当事者の気持ちになって考える(蟻の目を持つ)ことが大切です。

マーケティングで難しいのは数字として表れているものが全てではないことで、データに隠された奥や裏を見なければならず、それは経験とセンスが問われます。
データや言葉の裏にあるものを見抜く力を磨くには、人生経験を積むことも大切だと思います。

?

学生へのメッセージ

「自分を知る」ことに答えはありません。
自分は何が心地よくて、何が楽しくて、何が面白くて、何にだったら力を注げるのかを見つけることが、自分を知ることだと思います。
自分がワクワクしないこと、楽しいと思えないことをいくらやっていても、火事場の馬鹿力は出ません。

「何が何でもやってやる」と思えるものを見つけること!
違うと思えば方向転換をすればよいし、それは社会人になってからでもいくらでも変えていくことができます。
私もそうですが、なかなか見つからないこともあると思います。
仕事人生は長いので、枠を決めずにいろんなことを経験してやってみることが重要ではないかなと思います。

「何にもチャレンジしていなかった時は、何に向いているのかもわからなかった。社会人になってからも挑戦の日々で、むしろ日々チャレンジすることが自分を知ることにつながっている」という鎮目氏の言葉は、ついつい就職先をゴールだと考えてしまいがちな就活生に是非とも伝えたいと思いました。

取材 RanRun学生スタッフ 峯尾陽香(昭和女子大学)

【子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」の概要】(https://iko-yo.net
「いこーよ」は、家族でお出かけする場所を見つける情報サイト・アプリ。
お出かけ情報の他にも、子育て情報、家庭生活に役立つトピックス等随時発信し、子育て世代に不可欠なサービスとして利用されている。
ユーザー同志の「口コミ」欄もあり、子育て層に役立つリアルなお出かけ情報が満載。
アプリ版はGPS地図と連動し、目的地や現在地の周辺の施設やイベント情報が瞬時に見つけられる。
■年間利用者数(UB) :約5,600万人 (2018年8月現在)
■掲載スポット数 :約65,800件 (2018年8月現在)
■ゼロ歳から9歳の子どものいる「子育て世代」の利用率:約8割※
※分母:平成22年国勢調査の0-9歳の親:1,335万人、分子:SP年間UB(約2,900万)から端末の買い替えによる重複及びターゲット外流入を排除した数字(UBの40%) 計算式:2,900万UB×40%÷1,335万人≒87%
■サービス開始:2008年12月

【会社概要】
社名:アクトインディ株式会社
所在地:東京都品川区西五反田1-27-2 ヒューリック五反田ビル8階
代表取締役:下元敬道 (しももと たかみち)
設立:2003年6月 
社員数:90名(時短社員等を含む。2018年8月3日現在)
主な事業:子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」(https://iko-yo.net)の企画運営、子どもが参加する体験イベントの企画運営
URL:https://actindi.net
子会社・関連法人:せいざん株式会社(シニア向け事業)、一般社団法人次世代価値コンソーシアム
受賞歴:
・「東京都オープンデータアプリコンテスト」東京都知事賞(主催:東京都)2018年
・「第11回 キッズデザイン賞」キッズデザイン協議会会長賞(主催:キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、消費者庁、内閣府)2017年
・「Ruby bizグランプリ2017」(主催:Ruby biz グランプリ実行委員会/島根県)2017年
・「第4回グッドライフアワード」実行委員会特別賞(環境省)2016年

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です