大和書房が発売する「おいしいアンソロジー」シリーズ第4弾のテーマは、「喫茶店」。
阿川佐和子さん他、古今東西の作家40名が綴る喫茶店の魅力あふれるエッセイ集。
お好きなコーヒーや紅茶、ココアなどを飲みながら本を読む。
描かれる喫茶店を想像しながら過ごす時間は、よいリフレッシュになりますね。
『おいしいアンソロジー 喫茶店 少しだけ、私だけの時』
お気に入りの喫茶店で時間をつぶす贅沢、喫茶店での私の決まり事、ふと思い出すあの店構え、メニューなど。豪華執筆陣40名による、至福の一冊。
【目次】
- コーヒーとの長いつきあい 阿刀田高
- 贅沢な空気感の薬効 資生堂パーラー 村松友視
- 淡い連帯 平松洋子
- 国立 ロージナ茶房の日替りコーヒー 山口瞳
- 喫茶店とカフェ 林望
- 愛媛県松山 喫茶の町 ぬくもり紀行 小川糸
- 喫茶店にて 萩原朔太郎
- 変わり喫茶 中島らも
- 初体験モーニング・サービス 片岡義男
- 珈琲の美しき香り 森村誠一
- ニューヨーク・大雪とドーナツ 江國香織
- しぶさわ 常盤新平
- 大みそかはブルーエイトへ シソンヌ じろう
- カフェ・プランタン 森茉莉
- 気だるい朝の豪華モーニングセット 椎名誠
- 富士に就いて 太宰治
- コーヒー色の回想 赤川次郎
- コーヒー 外山滋比古
- コーヒー屋で馬に出会った朝の話 長田弘
- しるこ 芥川龍之介
- コーヒー五千円 片山廣子
- 一杯のコーヒーから 向田邦子
- 喫茶店人生 小田島雄志
- 喫茶店学 −キサテノロジー 井上ひさし
- 可否茶館 内田百閒
- カフェー 勝本清一郎
- 懐かしの喫茶店 東海林さだお
- 芝公園から銀座へ 佐藤春夫
- 東京らしい喫茶店 南千住『カフェ・バッハ』 木村衣有子
- 〈コーヒー道〉のウラおもて 安岡章太郎
- 喫茶店で本を読んでいるかい 植草甚一
- ミラーボールナポリタン 爪切男
- ウィンナーコーヒー 星野博美
- 珈琲店より 高村光太郎
- ひとり旅の要領 阿川佐和子
- 甘話休題(抄) 古川緑波
- あの日、喫茶店での出来事 麻布競馬場
- わが新宿青春譜 五木寛之
- カフェー 吉田健一
- コーヒーがゆっくりと近づいてくる 赤瀬川原平
書名 :おいしいアンソロジー 喫茶店 少しだけ、私だけの時間
著者 :阿川佐和子 他
発売日:2024年5月11日
判型 :文庫
頁数 :272ページ
定価 :880円(税込)