• 金. 7月 11th, 2025

男の子の約4割が黒以外、女の子の約8割が赤以外を選ぶ(参考 日本鞄協会ランドセル工業会)、ランドセル業界でのトレンドワードはジェンダーレス
皆さんが小学生だった頃は、何色のランドセルを使っていたでしょうか。
ジェンダーレスがトレンドの中、工房系ランドセルメーカーの老舗、土屋鞄では、2023年度入学の小学生向けのランドセル全63製品を2022年3月2日から発売しています。
土屋鞄のジェンダーレスランドセルのカラー展開は、「男の子の色」「女の子の色」という固定されたイメージを拭うような“大人でも欲しくなる色“を意識していて、「自由な色選び」がコンセプトのカラー展開となっています。

代表取締役社長の土屋成範さん(左)事業推進本部の山田智子さん

職人の手づくり、工房系を代表する「土屋鞄」のランドセル
土屋鞄製造所は1965年に現在の代表取締役社長である土屋成範さんの父が独立したことから始まった老舗の鞄メーカーであり、創業時は二人のランドセル職人から始まりました。
“見える工房”で製造現場を見ることができるなど、「直接、お客様にブランドの価値を伝える」という考えを重要視しています。
現在では約200人の職人がいて、ランドセル一つひとつの製造を支えています。

多彩な新作ラインナップ


➀ジェンダーレスランドセル「RECO(レコ)プレミアム」
昨年、発売し大ヒットした「RECOベーシック(全5色)」より華やかでワントーン明るい3色を加えた計8色に製品を拡充した「RECO(レコ)プレミアム」が新発売されます。
色味は、オレンジやカーキ、ブルー系の3色(プリズムオレンジ、プリズムカーキ、プリズムブルー)を新たに揃えています。
このシリーズは普通の「赤」、「青」というランドセルの色ではなく、男の子でも持つことに違和感のない「かっこいい赤」のような色の開発から始まったそうです。
追加されて8色になり、さらに多彩に変化したRECOシリーズ。
型はあえて装飾性をもたせないことで中性的でモダン、すっきりとした装いとなっています。

②人気ブランド「ミナ ペルホネン」とのコラボランドセル
アーティストとともにランドセルを作り上げる「アトリエ」シリーズにおいて、ミナ ペルホネンが特別に描き下ろした3つの絵柄を採用したコラボランドセルを3柄各3色の全9種類を展開します。
中の柄には、子どもならではの感性や想像力を大切にしてほしいという気持ちを込めて描かれた空想の動物や花々をモチーフとした創造的な絵が広がっていて、デザイナーの皆川明さん、田中景子さんの2人によるランドセルのための特別な書き下ろしです。

③機能性を追求・進化したランドセル

4つのシリーズ(RECOベーシック、RECOプレミアム、アトリエ、SHAPE(シェープ))は軽量化の新シリーズとなっています。
ランドセルの側面の部分などといった素材の一部を牛革から人工皮革に変えることで、100グラムの軽量化を可能にしました。また、マチの部分は約1センチサイズアップをしているため、タブレットの収納などにも対応しやすくなっています。

私は、小学生の時、水色のランドセルを使っていました。
今思うと、周りの同性の友達は赤やピンクが多かったので少数派だったのかもしれません。
その当時は、水色が大好きで、自分で水色を選び、6年間大切に使い続けました。
好きで自分らしい色を、自分自身で選んだことがランドセルを大切にしていくことへ繋がったのかなと思います。
商品は機能性、デザイン性が多様で素敵なラインナップになっていて、自分が小学生だったら何を選ぶかな…とワクワクしていました。


取材 RanRun学生スタッフ 小畑有加理(昭和女子大学)

販売概要
発売日:3月2日(水)から全63製品一斉スタート
販売店舗:自社オンラインストア、直営店・系列店16店舗、出張店舗

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