老後の生活資金、健康、介護――。
人生後半を考えたとき、多くの人が漠然とした不安を抱えています。
一般社団法人シニアライフカウンセラー協会が40歳以上の男女309人を対象に実施した調査では、終活や相続について「準備している」と答えた人は3割未満にとどまりました。
一方で、「誰に相談したらいいかわからない」という声も多く、終活は関心が高いテーマでありながら、具体的な行動にはつながっていない現状が見えてきました。
・終活や老後について相談してみたい有名人ランキング第1位は「タモリさん」(93人)、第2位「所ジョージさん」(63人)、第3位「役所広司さん」(33人)
・老後や人生の終盤で不安に感じること「老後の生活資金」が254人で最多。
次いで「病気や健康面の不安」214人、「介護が必要になること」171人
・終活や相続の準備をすでに進めている人は「27.2%」にとどまる
・終活や相続について相談したいのは誰か「家族」が187人で最多。
次いで「誰に相談したらいいかわからない」が78人、「友人・知人」が69人
※回答者の男女比は男性45.6%、女性54.4%でした。年齢層は40代が61.5%、50代が26.9%、60代以上が11.7%となっています。
「引用:一般社団法人シニアライフカウンセラー協会」
老後の不安1位は「生活資金」

「老後や人生の終盤について、不安に感じていること」を聞いたところ、最も多かったのは「老後の生活資金」で254人でした。
次いで、「病気や健康面の不安」が214人、「介護が必要になること」が171人と続き、経済面だけでなく、健康や介護への不安も大きいことがわかりました。
長寿化が進む中で、「長く生きること」そのものが安心ではなく、老後の生活を支えるお金や体力、家族との関係まで含めて考える必要性が高まっています。
終活や相続の準備をしている人は3割未満

「終活や相続の準備をしていますか?」という質問では、「これから準備したいと思っている」が37.9%で最多でした。
一方で、「特に準備していない」が35.0%、「少し準備している」が23.6%、「すでに準備している」が3.6%という結果に。
「少し準備している」「すでに準備している」を合わせても27.2%にとどまり、約7割の人が十分な準備に至っていないことがわかります。
終活は“まだ先のこと”と思われがちですが、病気や介護、相続などは突然向き合うケースも少なくありません。
40代、50代のうちから少しずつ情報収集を始めておくことが、不安を減らす第一歩になりそうです。
「誰に相談すればいいかわからない」という声も

終活や相続について相談したい相手として最も多かったのは「家族」で187人でした。
その一方で、「誰に相談すればいいかわからない」が78人、「友人・知人」が69人という結果となり、相談先に迷っている人も少なくないことがわかります。
終活や相続は、相続手続きや遺言書、住まい、介護、葬儀、お墓、不動産整理など幅広いテーマが関係します。
そのため、何から始めればいいのか、どこに相談すればいいのか分からず、行動に移せない人も多いようです。
終活を相談してみたい有名人1位はタモリさん
今回の調査では、「終活や老後について相談してみたい有名人」についても質問が行われました。
1位はタモリさん、2位は所ジョージさん、3位は役所広司さんという結果に。

回答理由
「タモリさん」と回答した方
”人生経験が豊富なので、現実的で温かい助言をいただけそうだと感じたから(40代男性)”
”そこまで深刻にならずに楽しく相談できそうで、芯をつく答えが得られそうだから(40代女性)”
”頭が良くて常識的ですし、色々な事例を知っていそうだから(60代以上女性)”
”知識が豊富で建設的な意見を言ってくれそうだから(40代女性)”
”物事にとらわれすぎない柔軟な考え方を持っているイメージがあり、終活についても前向きに考えられるような話を聞けそうだと感じたから(50代女性)”
”「笑っていいとも」の電話でゲストを呼ぶ企画など、いろんな人の話を聞かれてる分、自身の人生経験+αの知恵をお持ちだと思ったから(40代女性)”
”知識が豊富で、役に立つことを教えてくれそうだから(40代男性)”
「所ジョージさん」と回答した方
”終活について、どうしても重く考えてしまったりマイナスに考えてしまいがちですが、何か突破口になるような言葉がけをして貰えそうだから(40代女性)”
”一方的な意見だけではなくて、こちらの事情も加味して聞いてくれそうな感じがするから(40代女性)”
”ユーモア溢れる回答が貰えそうだから(40代男性)”
”どんな状況でも遊び心を持って柔軟に楽しむ姿勢があり、老後の暗いイメージを払拭してくれそうだから(40代男性)”
”真っ当かつポジティブなアドバイスをくれそうだから(40代女性)”
”的確なことをアドバイスしつつ、感情をリラックスさせてくれそうな気がするから(40代男性)”
”時にまじめに、時にユーモアを交えて話してくれそうだから(40代女性)”
「役所広司さん」と回答した方
”穏やかな性格で相談しやすそうだから(40代女性)”
”丁寧で常識ある対応を期待できそうだから(50代男性)”
”老後の生き方の選択肢を教えてくれそうだから(50代女性)”
”終活や老後の問題についてよく考えていそうな気がするから(50代男性)”
”役所に勤めていたので、色々と知識が豊富そうだから(40代男性)”
”出演している映画の印象から、親身に相談に乗ってくれそうだと思った(50代女性)”
「吉永小百合さん」と回答した方
”押しつけがましくなくて、こちらの気持ちに寄り添ってアドバイスしてくれそうと感じたから(50代女性)”
”優しくアドバイスしてくれそうだから(40代女性)”
”しっかりした考えをお持ちだと思うから(40代女性)”
”長年第一線で活躍しながらも自然体で生活している印象があり、無理をせず自分らしく年齢を重ねている姿に安心感を覚えたため、終活や老後についても前向きに考えていそうだと思い、相談してみたいと感じました(60代以上男性)”
「阿部寛さん」と回答した方
”理系の有名大学出身なので、感情論ではなく、合理的に経済面や手続きについて判断してくれそうだから(50代男性)”
”落ち着いた存在感があって信頼できるから(40代男性)”
”現在進行形で俳優として活躍されており、終活や老後とは無縁のイメージなので、逆に相談して話を聞いてみたいと思ったから(40代女性)”
”落ち着いた堅実なイメージがあり、相談事に向いていそうに感じたため(40代男性)”
「明石家さんまさん」と回答した方
”常に人生に前向きで、何事も明るく笑いに変えてしまうポジティブ思考の人という印象なので、老後の備えについて良いアドバイスを貰えそう(40代男性)”
”考えすぎている悩みや不安を、笑いで軽くしてくれそうだから(40代女性)”
”人生の最終盤をしっかりと見据えていそうだから(40代男性)”
”どうにでもなるよって明るく笑い飛ばしてくれそう(40代女性)”
「ヒロミさん」と回答した方
”芸能界から一旦離れて、芸能生活と違う人生を歩んだ経験があり、一般人の感覚に近い考え方も持ち合わせていると思ったから(40代男性)”
”世代的に相談にのりやすいのと、納得のいく話が出来そうだから(50代女性)”
”親身になって現実的なアドバイスをしてくれそうで、堅苦しくなく相談しやすいイメージがあるから(40代男性)”
「上沼恵美子さん」と回答した方
”人脈が広く経験も豊富そうで、かつズバズバ言ってくれそうな人なので、相談相手にぴったりだと感じたから(40代女性)”
“厳しいことも含め、本音を言ってくれそうだから(40代女性)”
“わからないことに対して、言葉を濁すことなく、はっきり返答してくれそうだから(40代女性)”
終活は“元気なうち”に考えるのが理想

終活という言葉には、どこか「人生の終わり」を意識させるイメージがあります。
しかし実際には、自分らしい暮らし方や家族との関わり方を考える前向きな準備でもあります。
お金、健康、介護、住まい、相続――。
どれもすぐに答えが出るものではありませんが、元気なうちに少しずつ整理しておくことで、自分自身も家族も安心して人生後半を迎えられるはずです。
■調査概要:終活・老後に関する調査 一般社団法人 シニアライフカウンセラー協会
【調査期間】2026年4月6日~2026年4月7日
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】40歳以上の男女
【調査人数】309人
(データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。)

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