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「ヘルスリテラシー(健康力)を磨き、人生の質を上げる」対馬ルリ子先生 バイエル カラダのミカタ 高校生シンポジウム2017 レポ①

知っていますか?丸の内で働く女性の9割が栄養不足だということ。
「バイエル カラダのミカタ 高校生シンポジウム 2017」(主催 バイエル薬品株式会社共催 公益社団法人ガールスカウト日本連盟・慶応義塾大学SFC研究所健康情報プラットフォーム・ラボ)が12月17日、昭和女子大学(東京都世田谷区)で開催されました。

第一部は、女性ライフクリニック銀座院長の対馬ルリ子先生が登壇、「無理せず自分を輝かせる自分メンテナンスのすすめ」と題し、女性特有のヘルスケアや日頃の体調管理の重要性、現代女性に増えている婦人科疾患とライフプランへの影響についてお話しされました。

こんにちは学生スタッフのRURIです。
「バイエル カラダのミカタ 高校生シンポジウム」は、時代を担う高校生や大学生が、夢や未来のキャリアプランを実現するため、より早期から女性のカラダや健康について正しく理解することが重要であることを発信し、ともに考えるきっかけになることを目的として2016年からバイエル薬品株式会社が実施しているものです。

第一部で医療講演をされた対馬ルリ子先生は、ご自身が講演活動に積極的に取り組まれている理由を含めてお話をされました。
対馬先生が「女性を助ける仕事をしたい」と産婦人科医を目指した頃は、産婦人科に女性を入れてもらうのは大変な時代だったと言います。
産婦人科に入ることはできたものの、男性ばかりの職場で女性はなかなか馴染めず、忙しさのあまり家にもあまり帰れず、体力的にもきつかったそうです。
そんな職場環境にあっても、先生は2人の娘さんを育てながら仕事を続けてこられました。
娘さん達は色々な進路に迷いながらも、最終的には医学の道に進まれたそうです。
先生は「自分がやりたいことをみつけて、ゆっくりやってください。やりたいことはいつでもやり直せるし、どんな生き方をしてもよい」と実行委員の高校生達に語りかけます。

対馬先生は、「女性の体と健康について、きちんと学校などで教えてくれる人がいない」という現状を指摘します。
先生のクリニックには、知識がなかったあまりに避妊に失敗してしまったり、性感染症に罹ってしまったり、赤ちゃんを産める時期を逃してしまった患者さん等も訪れます。
日本には欧米と異なり、女性が日常的に産婦人科に行くという文化がなく、殆どの人が体に異常をきたしてからクリニックを訪れるため、手遅れになってしまうリスクが高くなります。
また、女性のライフスタイルが昔と異なり、子供を産む時期が遅くなり、子供を産む回数も減ったため、平均して20年間生理が来続けるようになりました。
昔の人は初潮を迎える頃には嫁入りし、出産と授乳を繰り返していたため、生理はほとんどなかったのだそうです。

生理が来続ける状態にあることが、本来は異常なのだそうです。
そんな生理が来ることが当たり前の現代、日本人女性の痩身志向(痩せたい)が高まり、丸の内で働く女性の9割が栄養不足という深刻な問題が起きています。
栄養が足りないと、生理痛も酷くなるそうです。痩せ過ぎによる無月経や骨粗しょう症といった問題を抱える若い女性も多いと言います。

女性のカラダは、本来赤ちゃんができたときにエネルギーがとられてもよいように、成長とともに皮下脂肪が増えていきます。
エネルギーの余剰分があるからこそ、きちんと毎月排卵をして赤ちゃんを産めるカラダに整えられるのだということを強調されていました。

日本では、女性のカラダについて正しい知識を持つ機会が少なく、辛いと思っても辛いと言えない人が多くいるのが現状です。
しかし、辛いと思っている人が辛いと言わないと、状況を変えることはできません。

「健康情報を獲得し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力」をヘルスリテラシー(健康力)と言います。
生涯を通して生活の質を維持・向上させることができる力です。

アメリカでは初潮が来たら病院に行き、各自がホームドクターを持っているそうです。
日本でも初潮が来たら病院に行くという文化を持つことで、生活の質・人生の質を上げることにつながります。
対馬先生は、「毎日できることを増やしていき、ヘルスリテラシー(健康力)をつけていってください」と話していました。

「女性は、女性ホルモンの波に乗りながら、仕事も子育てもこなしている」
片手に赤ちゃんを抱え、片手にパソコンを持ち、サーフボードに乗って「女性ホルモン」の波に乗る女性のイラストを見せてくれました。
先生の娘さんが描かれたものだそうです。

女性はホルモンの波に乗って仕事と育児をしています。
ホルモンバランスを崩し波にのまれてしまうと、育児も仕事も放り出さなければならなくなります。
「ホルモンバランスをきちんと整えておくことがとても大切です」
対馬先生からのメッセージです。

取材 RanRun学生スタッフ RURI(昭和女子大学)

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