東京の真ん中、世田谷・馬事公苑で“名馬たちの新しい物語”が始まります。
10月25日(土)に開催される「Tokyo Equestrian Festival 2025」では、かつて競馬で活躍したサラブレッドたちが、馬術という第二のキャリアの舞台で再び脚光を浴びます。
オリンピック経験者から若手ライダーまで、多彩な人馬が織りなす演技はまさに芸術。
「馬と人が共に生きる未来」を感じる一日になりそうです。
名馬たちが再び東京の舞台へ
クラシック戦線で輝いたダンビュライト、スプリント界で存在感を放ったクリノガウディー、そして朝日杯フューチュリティステークス勝馬ドルチェモア。
かつて競馬場で多くのファンを魅了した名馬たちが、今度は馬術の世界で再び脚光を浴びます。
彼らの背に乗るのは、オリンピックやアジア大会で活躍した日本代表選手、そして未来を担う若手ライダーたち。
人と馬が呼吸を合わせて描くその動きは、まさにアートのような美しさです。
出演人馬ラインナップ
ダンビュライト × 日髙 凱斗 選手
ダンビュライト:クラシック戦線を堅実に駆け、古馬になって2018年のAJCC(GII)、2019年の京都記念(GII)の重賞2勝を挙げた活躍馬。
日髙 凱斗 選手:第41回全日本ジュニア馬場馬術大会2024 ヤングライダー馬場馬術選手権 優勝

クリノガウディー × 岩﨑 茉莉亜 選手クリノガウディー:GI 高松宮記念 では1位入線(降着)。朝日杯フューチュリティステークス 2着など、スプリント界で存在感を放った名馬。
岩﨑 茉莉亜 選手:杭州アジア大会2022 馬場馬術日本代表

ジャンカズマ × 林 伸伍 選手
ジャンカズマ:丹頂ステークス(オープン)勝馬。スタミナと持続力を武器に長距離戦線で健闘し、今年の天皇賞(春)にも出走。
林 伸伍 選手:2020年東京オリンピック馬場馬術日本代表

ドルチェモア × 佐藤 賢希 選手
ドルチェモア:GI 朝日杯フューチュリティステークス 勝馬。2歳時に無敗でG1を制し、2022年JRA最優秀2歳牡馬に。
佐藤 賢希 選手:第76回全日本障害馬術大会2024 Part I 全日本障害飛越選手権 優勝、2012年ロンドンオリンピック総合馬術日本代表

ティーエスネオ × 佐渡 一毅 選手
ティーエスネオ:中央競馬で45戦3勝を挙げた実力馬。引退後は函館競馬場で誘導馬として活躍後、競技馬へ転身。
佐渡 一毅 選手:2020年東京オリンピック馬場馬術日本代表

サトノオマージュ × 吉田 匡慶 選手
サトノオマージュ:ダイワメジャー産駒として中距離戦で中央競馬18戦3勝。引退後は全日本馬場馬術選手権の内国産馬の部門で入賞するなど活躍中。
吉田 匡慶 選手:第77回全日本馬場馬術大会2025 PartⅡ第2位

“第二のキャリア”を支える挑戦
日本では毎年約7,000頭のサラブレッドがデビューし、多くが数年で現役を引退します。
近年、引退後の馬たちが馬術やセラピー、教育の分野で新たな役割を果たしていることが注目されています。
TEFでは、そうした馬たちの可能性を広く伝え、馬と人が共に生きる未来を描くことを目的としています。
エキシビション「Welcome to TEF -OTTB Exhibition」では、引退競走馬(OTTB=Off Track Thoroughbred)が、どのようにして馬術の舞台へと立つのか、そのストーリーを紹介。
名馬たちの力強いステップに、音楽監修・DJ沖野修也氏によるサウンドが加わり、会場全体が一体となる特別な時間が演出されます。
馬とのふれあいプログラムも
イベント当日は、名馬たちと直接ふれあえる「Meet the Horses」も実施予定。
会場でグッズを購入した方の中から先着で、引退競走馬と触れ合えるチャンスが!
優しい瞳やあたたかなぬくもりを感じながら、“馬と生きる”ということを体感できます。


イベント概要
イベント名: Tokyo Equestrian Festival 2025(TEF2025)
日程: 2025年10月25日(土)
会場: JRA馬事公苑(東京都世田谷区上用賀2-1-1)
入場: 無料(事前登録制/定員3,000名)
主催: 一般財団法人 Tokyo Equestrian Festival
申込サイト: Teket イベントページ
公式サイト: Tokyo Equestrian Festival 公式サイト
<注意事項>
● グッズの購入はTEF Official Goods・Old Friends Japan Original Goods・Yogibo Versailles Resort Farm Original Goods の3店舗でご購入いただいた金額の合算で参加可能です。
● ふれあいをする馬を選ぶことはできません。
● お時間を過ぎてお越しになられた場合は無効となりますのでご注意ください。
● 当日の引退競走馬の体調やご機嫌により多少の時間の変更、また、撮影時間を早めに終了することがございます。予めご了承ください。
● ふれあい中は係員の指示に従い、以下の行為は引退競走馬に大きな不安やストレスを与え、暴れる原因となり危険ですのでお止めください。
×大きな声や音を出す。
× いきなり動く、飛び出すなど、馬を驚かせる行動。
×フラッシュ撮影・AF補助光の使用。
×無理矢理馬に触ったり、柵を叩く。
×馬に石などの危険物を投げ込む。
×馬に食べ物を勝手に与える。
以前、大学の馬術部を取材させていただいた時、かつて競走馬として活躍したサラブレッドが第二のキャリアを学生と共に築いていて、とても感動しました。
スポーツの世界でも“第二のキャリア”が注目される時代。
馬たちが新たなステージで輝き、人と共に未来を紡ぐ姿は、挑戦を続ける私たちへのエールにも感じます。
10月25日は、馬と人の美しいハーモニーを、ぜひ会場で体感してみてください。
