春キャベツを使った今までにあまりなかったような茶碗蒸しを考えました。キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)が胃腸の粘膜を修復し、保護します。また、茶碗蒸しなので食欲がないときでも食べやすいと思います。つるんとした茶碗しに鶏ささみと甘いキャベツがたくさん入っておりタンパク質も野菜も一度にたくさんとれる一品であり、スポーツをしている方におススメです。キャベツの緑に甘酢生姜のほんのりとしたピンクかアクセントになっています。
【胃腸に優しい春キャベツの茶碗蒸し】 調理時間40分
材料(2人分)
・春キャベツ・・・100g
・鶏ささみ・・・2本
・卵・・・2個
・みりん・・・小さじ2
・顆粒だし・・・2g
・水・・・300ml
(あん)
・めんつゆ(ストレート)・・・150ml
・片栗粉・・・大さじ1と1/3
・水・・・大さじ1と1/3
・枝豆(冷凍)・・・4鞘
・甘酢しょうが(市販)・・・適量
下準備
・枝豆(冷凍)を水にさらして解凍する。
作り方
1.春キャベツを千切りにする。
2.鶏ささみを茹で、火が通ったら一口大に裂く。
3.ボウルに卵を溶きほぐし、みりん・顆粒だし・水を加えて混ぜる。
4.耐熱容器に鶏ささみ・春キャベツを水気をきって入れ、3をざるでこしながら注ぎ入れる。
5.4をアルミ箔で覆い、大きめの鍋に入れて、器の半分の高さまで水(分量外)を入れる。
6.強火にかけ、水が沸騰したら弱火で15分加熱し、火を止めた後そのまま10分蒸す。
7.鍋にめんつゆを入れて沸騰させ、水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつけ、あんをつくる。
8.6を取り出し、あんをかけ、解凍した枝豆、甘酢しょうがを盛り付ける。
*栄養成分(1人当たり)*
エネルギー 225kcal 炭水化物 17.2g
たんぱく質 22.5g 食塩相当量 2.1g
脂質 6.4g
監修コメント
今月の学生は、旬の春キャベツをメインに、のどごしと食感が一度に楽しめる茶碗蒸しを考えました。キャベツに含まれるビタミンUは水溶性ですが、茶碗蒸しにすることで溶け出したビタミンUを煮汁ごと食べられる一品になります。また、鶏ささみは高タンパク質低脂肪で、消化によく、新生活・新学期の疲れが溜まった胃腸をやさしく労わります。
レシピ考案
金木 夏美 /東京家政大学短期大学部 栄養科
<レシピ監修>
田渕 千晶 /東京家政大学 ヒューマンライフ支援センター栄養士
内野 美恵 /東京家政大学 ヒューマンライフ支援センター准教授/ 管理栄養士 公認スポーツ栄養士