コロナに負けない体づくり
婦人服の縫製大手、小島衣料(岐阜県岐阜市)の子会社、(株)HLコーポレーション(東京都中央区)が2022年8月30日開催した新商品発表会では、桜美林大学芸術文化学群特任講師・渡辺久美先生による「コロナ禍の健康問題と改善方法」をテーマにした講演が行われ、コロナに負けない体づくりについて教えていただきました。
コロナに負けない体づくり
今後も続くと考えらえるコロナウイルス感染対策には、私たち自身の免疫力を上げる必要があります。
十分な栄養、適度な運動、睡眠・休養・リラクゼーションに加え、腸内環境を整えることで免疫力が上がります。
食事の面では5 大栄養素に加え、免疫細胞の 70%が存在する腸内環境を整えるための食物を摂取する必要があります。
肉や魚などのたんぱく質と、腸に有用菌を届けるためのヨーグルト等の発酵食品、善玉菌を活性するためのキノコ類や豆類の摂取によって腸内環境を整えることができます。
また家の中では、運動も意識的に行っていく必要があります。
頻度や強度、持続時間、種目といった要素をバランスよく満たす運動を、実現可能な範囲で続けていくことが重要です。
特にコロナ禍では、抗重力筋と表情筋が衰えがちになります。
ちょっとしたエクササイズを行うことで健康な体を維持しましょうと先生はお話しされました。
そして最後に、休養や睡眠、リラクゼーション。
自律神経には、副交感神経と交感神経という働きがあります。
交感神経が酷使されると、体の冷えや頭痛・高血圧、動機、 肩凝り・腰痛、冷や汗・手汗といった影響がみられます。
これを改善するには、良質な睡眠をとることで副交感神経を刺激し、疲労を回復する必要があります。
基本的な生活習慣を正すことで、コロナに負けない身体を作ることができます。
コロナ禍のリモートワークやオンライン授業、外出自粛の動きによって、自宅は職場・学校としての役割と、休息する場としての役割を担う場所になりました。
座ったままの作業時間が増えることにより生じる凝りや、休息への切り替えの難しさを感じる人も多いのではないでしょうか。
「リフランス」のような睡眠の質を向上するための商品を活用したり、生活習慣を見直したりすることで、健康的で幸福度の高い生活ができるよう心掛けていきたいですね。
取材 竹内幸乃(昭和女子大学 3年)