就職活動は順調ですか?
緊張の連続でとても疲れると思います。緊張が続くと呼吸も浅くなり、心身にマイナスな影響を与えるようです。
私も、緊張や疲れでストレスを感じる時、目を閉じて、ゆっくり深い呼吸を10回することを心掛けています。
電車の中とか、どこでも短い時間でできるので、やってみると落ち着けると思いますよ。
★理想の新入社員はイモトアヤコさん!?
毎年、新社会人が選ぶ「理想の上司」のランキングが話題になりますが、この調査で、上司から見た「理想の新入社員」を尋ねた所、男性の1位はフィギュアスケート選手の羽生結弦さん、女性の1位はタレントのイモトアヤコさんだったそうです。
羽生選手は、いかにも上司のアドバイスを素直に受け入れ、コツコツと努力してくれそうです。
しかし、女性の1位がイモトさんだというのは少し驚きました。
いつも明るく笑顔で、ガッツがある、簡単に弱音を吐かない…そんな女性が好印象だということでしょうか?
職場の花という言葉があった時代とは、大きく変わったな~と思いました。
彼女を目指すかは別としても、イモトさんもスポーツ女子!
RanRunの皆さんのガッツのある所は、大いにアピールすべきだと思いますよ。
なお、この調査で、部下にしたくない新入社員のイメージは「自信過剰」「消極的」「忍耐力がない」だったそうです。
自信過剰でも消極的でもない、やはり、落ち着いて自分らしさを出していくのが大事なのだとも思いました。
●いよいよ第一声!
前回のマナー講座でも、人は、見た目や声のトーンで、90%以上、相手の印象を決めてしまい、話す内容は10%以下だとも言われているとお話ししました。
だとすると、初めの名乗り方は非常に重要だと言えます。
しかしどうでしょうか?
大学名や名前など、「言えばいい」程度にしか思っていない人が多いのではないでしょうか?
いえいえ、まず、ビシッと名乗れることが、その後の自己アピールに興味を持って聞いてもらえることに繋がるのです
●明るく、感じ良く、名乗るには、テクニックがいる…
「明るくハキハキと」と言うと、肩に力が入り、必要以上に大きな声で怒鳴るように名乗る人がいます。
これではかえって逆効果。
気持ちだけでやろうとせず、テクニックを使うと効果的です。
ではまず、動画を見てイメージを掴んでみてください。
いかがでしたか?
日本語は高低アクセントの言葉だと言われています。(ちなみに、英語は強弱アクセントです。)ですから日本語は、高く明るい声から話し始め、次第に音が下がり、語尾が一番低い音になるように話すと、自然で心地よい音の流れになるのです。
無理に強い声を出そうとするのではなく、話し始めの音を、やや高めの明るい声で出ると、明るく感じの良い話し方になります。
緊張すると、どうしても声が低くなってしまいがちです。
意識して、高く明るい声で話し始めましょう。
そして、下記の図にもあるように、話し始めの音だけを意識することがポイントです。全部高い音で話すと、うわずった話し方になってしまいますので注意しましょう。
それに加え、意味の切れ目で間を取る、名前は他の言葉よりゆっくり言う、というテクニックを使うと、さらに分かりやすくなります。
面接で、自分の名前をしっかりと伝えなければ、言う意味がありませんね
●さらに、笑顔とアイコンタクトをプラス♡
また、声と表情は連動しています。無表情な顔からは、無表情な声しか出ないのです。
ですから、笑顔を作ると明るい声が出しやすくなります。
さらに、面接官の目を見て、声を前に出す=面接官に声を届けるイメージを持って名乗ると、もっとインパクトが強くなります。
評価されているという受け身の気持ちだと硬くなってしまいます。自分から、にこやかに話し掛けるようにすると上手くいくでしょう!
次回は、面接が終わった後、「退室の仕方」をお話しします。
部屋を出るまで気を抜かないことが大切ですよ。
動画出演協力
東京大学お笑いサークル「笑論法」
<講師紹介>
原 律子
フリーアナウンサー/日本女子大学文学部国文学科卒
学生時代は、山登りに熱中したスポーツ女子
テレビ、ラジオの局アナ、シンガポール日本語放送局DJを経て、
現在、企業研修講師、イベントMCなど
♪モチベーションを上げる曲は、ルイ・アームストロング/ What a wonderful world
(2016年5月掲載記事をリライトしています)