• 月. 7月 22nd, 2024

就活のためのビジネスマナー「話し方のコツ・語尾を下げてはっきり話す」

今年も残すところわずかとなりました。

  • 2016年は、女性の年???

「2016は女性の年!」と書き始めようと考えていたのですが、思わぬ番狂わせ?で、そのようにはなりませんでした。
「ガラスの天井」という懐かしい言葉も使われ、アメリカ初の女性大統領は今回も見送られました。(「ガラスの天井」とは、私が学生の頃よく言われた言葉です。女性の社会進出を阻む、目に見えない壁があるという意味で使われます)
けれども振り返ってみれば、やはり女性リーダーが注目された年だったと感じます。

ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問、イギリスのメイ首相…。
世界経済フォーラム(WEF)が先ごろ発表した各国の男女格差(ジェンダーギャップ)の報告で、144か国中111位だった日本でも、小池東京都知事、蓮舫民進党代表…。
もっとも、女性の実力というよりは、男性中心の社会が行き詰まり、女性に託したら上手くいくかも?という、まだまだお試しという感はありますが…。
いずれにしても、輝いている女性を見るのは、同性としてとても力をもらえる気がします。

シンガポールに住んでいた頃、世界の様々な国から来た女性達と接し、とても刺激を受けました。
中でも、ビジネスとボランティアワークを、車の両輪のように、しなやかに(ごく自然に)行っている女性達は、とてもカッコよく見えました。
当時(15年くらい前)の日本では、「家庭か仕事か?」という選択を多くの女性が迫られていたように思います。
責任あるビジネスの立場とボランティアワークの両立、その上オシャレで魅力的、そんな女性を見たことがありませんでした。

確かに、シンガポールは、「結婚や子供を持つことで、仕事のキャリアにマイナスになることはない」と言われる国です。
メイドを雇って家事や子供の世話をしてもらうこともできます。
日本とは環境が違いますが、責任ある立場でビジネスもボランティアワークもという志を持って人生を生きている女性は輝いていました。
そして、「私もあーなりたい!」と強く思ったのです。
その気持ちは今も変わらず、私の憧れの女性像です。

はっきり自分の考えを言える女性…それには話し方も大切です。
ビジネスの場面では、可愛いではなく、カッコいい話し方が大事ですね。
そこで今回は、話し方のコツをお話しします。

●今回のテーマは、「語尾を下げてはっきりと話す」
マナー講座では「知っているとちょっと差が付くビジネスマナー」をお伝えしていますが、今回は「語尾を下げてはっきりと話す」です。
同じことを言っていても、話し方で受けての印象は大きく変わります。
可愛い話し方も普段ならいいですが、就活の場面では、信頼感のある話し方の方が好印象を与えますね。
では、どんなことに気を付けたらいいでしょうか?
まず、動画をご覧下さい

いかがでしたか?

●信頼感を感じさせる話し方の最も大事なポイントは語尾!
同じ内容の自己紹介でも、話し方によって、受け手の印象は大きく変わります
企業は、これから取引先やお客様に信頼していただけるような人を採用したいのですから、就活では、信頼感のある話し方が求められますね。
その時、もっとも大事なポイントをなるのが、語尾の言い方です。
語尾とは、動画の自己紹介で言うと、「~と申します」「~と思っております」「~と考えております」等の部分です。
まず、歌を歌う時のように、自分の持っている音域の高い音と低い音を意識してみてください。
語尾は音を下げる、自分の声の低い音を使うようにしてみましょう。

さらに、最後の「~ます」まで、はっきりと口を動かして声を出し、言い切るようにしましょう。
このように語尾の言い方を工夫すると、自信があるように聞こえるのです。

●ニュースアナウンサーが使っているスキルです
実はこれ、アナウンサーが使っているテクニックです。
「アナウンサー、知らないことでも見て来たかのように言い~♪」等と皮肉られますが、説得力のある話し方をするのには欠かせないスキルです。
語尾が下がらない又は上がると、幼い感じのしゃべり方になります。
また、「です」「ます」等の語尾が弱いと、自信がなさそうに聞こえてしまいます。
ですから、アナウンサーは、「語尾まではっきりと言い切る」話し方を訓練するのです。

●話す時は、話し始めと語尾を意識すれば上手くいく
語尾を下げることが大事と言いましたが、語尾を下げやすくするために、もう1つ意識してほしいポイントがあります。
話し始めの音(声)の高さです。
自分の声の高い音から話し始めると、日本語の特性で、語尾に向かって自然に音が下がっていくのです。
始めの音を低い声で出てしまうと、語尾で声を下げようとしても下がりません。
ですから、まず、話し始めを少し高い声から入ることが大事です。
そして、語尾に近づいたら最後をはっきり言い切ることを意識します。

このように、最初と最後だけ意識することが、実は、自然でスマートに話すコツです。
全体に力を入れて話してしまうと、くどい印象になって逆効果なのです。
話し始めと語尾だけ意識して、途中は流れに任せ自然に話す
これが、信頼感があり、かつ好感を持たれる話し方のスキルです。
普通に話すのと、最初と最後を意識して話したのを、録音して比べてみるといいでしょう。

さて来年1月のマナー講座のテーマは、「はいプラス一言の感じの良さ」です。
「はい」だけでなく、その後にプラス一言加えると、好感度はグッとアップしますよ。
就活中も、社会人になってからも、知っていると役立つコミュニケーションのコツです。

動画出演者紹介
昭和女子大学:國保小枝さん

<講師紹介>

原 律子
フリーアナウンサー/日本女子大学文学部国文学科卒
学生時代は、山登りに熱中したスポーツ女子
テレビ、ラジオの局アナ、シンガポール日本語放送局DJを経て、
現在、企業研修講師、イベントMCなど
♪モチベーションを上げる曲は、ルイ・アームストロング/ What a wonderful world

(2016年12月掲載記事をリライトしています)