知り合いの就活生を持つお母様から聞いた話では、「内定はもらったけれど、納得できなくて、まだ就活を続けている」「内定はもらったけれど、自分のやりたい事と違う気がして、大学院に進むことに決めた」などなど…みんな頑張ってるなーと思いました。
遠い昔を振り返ると、私はこの時期、まだ全く内定をいただけていませんでした。
ようやく内定が出たのは年末あたりでしたが、「自分のやりたいことはこれか?」と疑問が沸き、就活を再開、地方の放送局の内定をいただいたのは、卒業間近でした。
そこに至るまで、多くの方に迷惑をかけたことは、今でも申し訳ないと思いますが、あの時、何度も納得の行くまで考え直したことは、結果的には良かったと思っています。
就職して1年も経たずに辞める人も多い昨今ですが、やりたくないことは頑張れません。
まだまだ悩んでいる人は、今、じっくり悩んでみるのも良いと思いますよ!
★テーマは、「カバンの扱い方 名刺をいただく時」
マナー講座では「知っているとちょっと差が付くビジネスマナー」として、ビジネスの場面でのカバンの扱い方を取り上げています。
今回テーマは「カバンを持っている時に名刺をいただくことになったら、カバンはどうしたらいいか?」です。
以前に就活セミナーで、この場面を実際に受講者にやってみていただいた所、カバンをどうしたらよいかわからず、戸惑う方がとても多かったのです。
そして、カバンを持ったまま名刺をいただこうとする学生も多く見られました。
名刺の扱い方については、以前にマナー講座でも取り上げましたね。
名刺は相手の方そのものと思い、丁寧に扱いましょうとお話ししました。
ですから、カバンを持ったまま名刺を頂戴するのは、大変失礼なことです。
では、どうしたらいいでしょうか?
まず、動画をご覧下さい
いかがでしたか?
●素早くカバンは床に置く
名刺をいただく時は、タイミングが大事です。
企業の方が名刺を出される様子が見えたら、すぐにカバンは床に置きます。
できれば、少し後ろ側等、邪魔にならない所に置くと良いでしょう。
そして、企業の方の前に行き、落ち着いて、両手で丁寧に名刺をいただきます。
ここからは、以前に学んだ通りですね
●名刺入れは、すぐに取り出せるようにしておく
いただいた名刺は、名刺入れに入れるとスマートです。
ですが、カバンに入れた名刺入れが見つからず、カバンの中をガサゴソと探すのは見苦しいですね。
場合によっては、企業の方をお待たせすることにもなってしまいます。
ですから、名刺入れは、いつでも、必要な時にすぐに取り出せる場所に入れておきましょう。
これは、社会人になっても大事なビジネスマナーです
●ビジネスに相応しいカバンを、荷物を整理してスマートに持つ
2回に渡り、カバンの扱い方をお話ししました。
カバンは主役ではないですが、服装や靴等と同様に、目立つものですし、印象を左右するものだと考えます。
ですから、スマートに見えるように気を使うことが必要です。
リュックを持っていく女子はいないと思いますが、落ち着いた色で、シンプルなデザインのカバンを持つと良いでしょう。
床に置くこともあるので、置いた時にスッと立つようなカバンが良いとも言われています。
「絶対に立つカバンを使う」ということではありませんが、頭に入れておくと良いでしょう。
また、企業訪問や、面接等の時は、あれこれ持って荷物が増えないように、必要なものに絞ってカバンに入れ、見た目もスッキリとしていると、好印象です。
さて次回のテーマは、「語尾を下げてはっきりと話す」です。
語尾は声の高さを下げて、はっきり言い切るようにすると、同じことを言っても、自信があるように聞こえます。
就活中も、社会人になってからも、知っていると役立つ話し方のコツです。
動画出演者紹介
昭和女子大学:國保小枝さん
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<講師紹介>
原 律子
フリーアナウンサー/日本女子大学文学部国文学科卒
学生時代は、山登りに熱中したスポーツ女子
テレビ、ラジオの局アナ、シンガポール日本語放送局DJを経て、
現在、企業研修講師、イベントMCなど
♪モチベーションを上げる曲は、ルイ・アームストロング/ What a wonderful world
(2016年11月掲載記事をリライトしています)