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挑戦者の立場でワクワクしています!女子ボート競技・リオ五輪代表

社会人アスリートインタビュー第10回は、リオ五輪を前に女子軽量級ダブルスカルの大石綾美選手(中部電力所属・早稲田大学卒)と冨田千愛選手(明治大学大学院・明治大学卒)が6月15日に実施した国立スポーツ科学センターでの個別インタビューをご紹介する。

 

初めての五輪出場

世界大会の経験は豊富な2人ですが、五輪出場は2人とも初めて。
大石選手は、「オリンピックに出られることが本当に嬉しいです。そこでしか味わえない華やかさや空気を感じてきたいと思います。オリンピックは最高レベルの大会なので、他の国のスピードを感じたい」と言い、「史上最速、決勝進出を目標に頑張ります!」と意気込んだ。

 

左)冨田選手 右)大石選手

左)冨田選手 右)大石選手

 

冨田選手は、「オリンピック出場が決まった時は実感が無く、レースに勝ったという感覚でした。周りから‘おめでとう’と言われて、ようやく出場するという実感が出てきました」と言い、「初めての大会で挑戦者の立場での参加でワクワクしています。どれだけ自分が戦えるのか楽しみです」とコメントした。

 

異なるタイプの2人

明るく快活に話す大石選手と物静かに話す冨田選手。競技においてもタイプは全く異なるそうだ。
大石選手は「私は前半から攻めて攻めていくタイプ」と言い、冨田選手について「後半にガーッといけるタイプ」と表現する。
冨田選手も「大石さんは、パワーが凄い。スタートは助けてもらっています」と説明する。

 

異なるタイプの2人

 

初めて2人が組んだのは昨年10月。その時のことを大石選手は「初めは合わせるのが難しかった」と振り返る。「ペース配分は冨田に任せて、私は冨田が漕ぎやすいように合わせるようにしています。こうしようと話し合ってから、水上に出て実際にやってみます」と話す。

 

冨田選手は「大石さんは艇の進め方が上手い人。自分は体力でガツガツやってしまっていた。大石さんは艇をどう進めたらいいかよく知っているので、(大石さんと組んで)自分の足りないところを知るきっかけになりました」と言い、「ダブルスカルはお互いに歩み寄って漕ぐ競技。 艇を下りて陸に上がってから、大石さんが声掛けをしてくれます」と練習の様子を教えてくれた。

 

冨田選手

 

明治大学端艇部

中学まではバスケ部、高校からボートを始めたという共通点のある2人。
ボートの強豪校である早稲田大学入学を選んだ大石選手だが、冨田選手は明治大学入学を選んだ理由を「インカレでいつも明治は早稲田に負けていて、自分の代で勝てたら面白いと思って」と話す。明治大学の監督が地元米子市出身ということもあり、高校の顧問の先生が明大を勧めたのだそうだ。

 

明治大学の学生はよく大学の校風を「自由」と表現するが、冨田選手もまた明治大学端艇部について「決まった練習メニューが無く、選手の自由」と説明する。周囲の先輩達の意識が高く刺激を受け、勝つために自分はどうしたらよいかを考えて自分で練習メニューを組むようになったそうだ。

 

大学院に進学して端艇部に残った理由を問われると、「練習に集中したかったから」と答える。端艇部の寮で仲間と切磋琢磨してきた環境を変えずに、思う存分練習ができるし、もう少し勉強もしたい。自分がいることで後輩のモチベーションにもプラスになると思うと語る。政治経済研究を専攻する冨田選手は、スポーツと政治を絡めた研究をしたいそうだ。

 

大石綾美選手

 

リオに向けて

冨田選手は「世界ではまだまだ戦えないので、技術や質を高めなければならない」といい、「スタートで離された時はメンタルがきつくなるので、自分との戦いになる。離されてもどれだけ頑張れるかが大事」と話す。ギザビエコーチの練習メニューでユニバーサルのタイムを上回るようになり、質も上がった。

 

大石選手に「半年前とは体つきも顔つきも大分変りましたね」と質問すると、(半年前は)「まだリオの代表選考の時期でどうなるかわからない緊張感があって、なかなか自然体になれなかった」と答える。
「今は、代表として出ることが決まって安心感が出てきたので、自然に笑えるようになりました」とステキな笑顔を見せてくれた。

 

笑顔の大石綾美選手(中部電力所属・早稲田大学卒)

 

ギザビエコーチが加わり、練習メニューも大幅に変わったことで、体つきも変わってきた。ギザビエコーチは、とにかく「基礎が大事」と言い、初歩的な基礎からきっちりと練習メニューに組み込んだ。驚きもあったそうだが、オリンピック優勝経験者の言葉なら従うまでだ。確実に成果が出てきている。

 

軽量級のため、食事の面でもタイミングを計り、「体作りの時だからこれだけ食べよう」など考えていかなければならない。これから体を絞っていくことになるので、絞りながら必要なエネルギーを摂っていくそうだ。「2カ月あるので、焦らず少しずつやっていこうと思います」と大石選手は語る。

 

大石選手より学生へのメッセージ

沢山の壁があると思いますが、諦めずに目標に向かって突き進んで欲しいと思います。私自身、絶対こうなるんだという目標を持ってやってきました。そしてオリンピックに出ることになりました。諦めずに頑張ってください。

 

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<プロフィール>

大石綾美(おおいし・あやみ)
1991・4・9生 愛知県出身
中部電力所属 早稲田大学卒
主な戦績 第28回ユニバーシアード大会LW2×金メダル 2015世界選手権出場
大石選手紹介記事 https://ranrun.jp/people/ooishi-ayami

 

冨田千愛(とみた・ちあき)
1993・10・18生 鳥取県出身
明治大学大学院 明治大学卒
主な戦績 第28回ユニバーシアード大会 LW2×金メダル
2015 U23 世界選手権BLW1X 銀メダル

 

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