新米の美味しい季節になりました。好きなお米のブランドはありますか？
JA全農いわて（全国農業協同組合連合会 岩手県本部）、いわてのお米ブランド化生産販売戦略推進協議会が2024年9月23日、『2024「いわて純情米」新テレビCM発表会』を東京都内の会場で開催しました。
逸材を輩出する米処岩手
ＪＡ全農いわては、令和6年から岩手県出身の千葉ロッテマリーンズ 佐々木朗希投手をアンバサダーに起用し、逸材を輩出する米処岩手のキャッチコピーで、「いわて純情米」のＰＲを展開しています。
佐々木投手と子どもたちが炊き立ての「朗希もり」を夢中で食べるCMは、思わず見た人も炊き立てご飯を頬張りたくなってしまいますが、この「朗希もり」は佐々木投手の身長が192㎝あることから、19.2㎝の高さのご飯を茶碗によそっているそうです。
稲刈りに参加したという達増拓也岩手県知事は、新米について例年より量も多く、質も高いと岩手米の美味しさをアピール。
岩手県は全国に6つしかない食料自給率100%以上の県のひとつです。
米の生産量もベスト10に入っており、日本のお米量的にしっかりと支えていく役割がありますが、量だけでなく質の方にも力を入れているとし、佐々木投手以外にも国内外で活躍する岩手県出身のスポーツ選手が多いことから、子どもたちにも岩手のお米をたくさん食べて欲しいと話しました。
佐々木投手がお米に対する思いや感謝の言葉を伝えるビデオメッセージも披露されました。
「いわて純情米」と「ひとめぼれ」
36年目を迎えた「いわて純情米」は、『金色の風』と『銀河のしずく』の二種類。
『金色の風』は柔らかな食感で甘味が強く、『銀河のしずく』は軽やかな口当たりで炊き上がりが真っ白という特徴があります。
また、岩手県内で最も多く生産されている「ひとめぼれ」は、全国で栽培されいてる品種だが、岩手県の気候に合っているので非常に美味しくできるとJA全農いわて県本部長が説明しました。
「あると思います！」 純情米応援団長 天津 木村卓寛さんが岩手県愛を語る
ゲストとして登壇した天津 木村卓寛さんは、2008年に「エロ詩吟」で人気を博し、「あると思います」という決め台詞が2009年の「新語・流行語大賞」にノミネートされた吉本興業所属のお笑い芸人さんです。
現在はご家族と共に岩手県に移住され、岩手県のテレビ番組でMCを務めるなどご活躍されています。
「あると思います」のフリップを使ったトークコーナーでは、木村さんの岩手県愛を確かめ、岩手の市町村を全て周り、2週目に入ったことを明かしました。
また、いわて純情米『銀河のしずく』の試食コーナーでは、「硬すぎる柔らかすぎない食感美味しさが165kmぐらいのスピードでズドンとくる。9回まで続いて完全試合や！」とアンバサダーである佐々木投手に絡めた食レポを披露しました。
新CM発表会後に、木村さんの岩手県愛を深堀させていただきました。
―岩手県とはご縁が無かった木村さんが岩手県に移住されたきっかけとは―
岩手でスタートする週1の朝番組のMCの仕事が決まった時、木村さんはヒロミさんの専属ドライバーをされていました。
「週1回専属ドライバーを休ませてください」と相談した木村さんに、ヒロミさんは「凄いことだよな」と言い、「同じものを食べて、同じ景色を見て、それでようやく岩手の人にお前が愛されるんじゃないのか？」と話したそうです。
ヒロミさんの言葉がきっかけとなって岩手に移住した木村さんは、ヒロミさんの言葉通り、岩手の皆さんに愛されています。
―岩手に住んでみて、いいなと思ったことは―
人が優しくてつつましい、控えめで、他人のことを考えられるところが凄いと感じているそうです。
―岩手を離れた人たちへのメッセージ―
いろいろな意味で、若い人が出て行ってしまうのは仕方ないと思うとしたうえで、木村さんは40代で岩手に移住してきて楽しんでいるので、出て行った人たちにはいつか帰ってきて欲しいと話します。
「帰ってきた時には、出た先で得たスキルとか、そういうものを存分に発揮して。一緒に岩手を盛り上げたいです」
―RanRunの読者など、岩手のことをあまり知らない学生に向けて、岩手のPRをお願います。―
1回騙されたと思って、岩手に遊びに来てください。絶対、岩手のことを好きになって帰っていくと思います。
僕も同級生とか友達、両親を岩手に呼んだら、みんな「岩手ってめっちゃええやん」て言って帰ります。自信を持って言えるので、ぜひ、岩手に遊びにきてください。
取材 学生スタッフ 冨岡美桜（昭和女子大学4年） 小澤彩華（昭和女子大学3年）
