人生後半、どこで、誰と、どのように暮らしたいですか。
心地よい暮らしをつくるのは、住まいの快適さだけではありません。
人とのつながりや、自分の経験を生かせる小さな仕事や活動「なりわい」を持つことも、そのひとつです。
人生後半の新しい住まいとコミュニティのあり方を考える「なりわい暮らし研究会」が2026年9月26日、第3回ワークショップを開催しました。
今回は「環境」をテーマに、孤立せず、自分らしく暮らし続けるための住まいのあり方を探りました。
心地よい暮らしをつくる「環境」とは
株式会社コレスタジオ(大阪市)が運営する「なりわい暮らし研究会」では、人生後半の暮らしと住まいを考える連続ワークショップを実施しています。
第1回の「知る」、第2回の「描く」に続き、第3回のテーマは「体感する」。
建築・まちづくりプロデューサーの甲斐徹郎氏を講師に迎え、「『環境』を活かしたつくり方を考える」をテーマに、体験やグループワークを通して、自分にとって心地よい暮らしとは何かを考えました。
ワークショップは「夏涼しい住まい」を考えることからスタート。
住まいの快適さというと、断熱性能や設備など、建物そのものに目が向きがちです。
しかし、暮らしを取り巻く環境は、それだけではありません。
自然や気候との関係、人と人との距離、自然な交流が生まれる場所、そして自分自身が暮らしに主体的に関わること。
こうしたさまざまな要素も、心地よい暮らしをつくる「環境」として捉え、住まいと人、人と人との関係について考えました。
「孤立しない暮らし」を支えるコミュニティ
今回のワークショップでは、「孤立しない暮らし」「アフォーダンス」「主体性の回復」「自立型共生」「コミュニティベネフィット」などがキーワードとなりました。
人生後半の住まいを考えるとき、安全性や利便性、将来の介護への備えは大切です。
一方で、そこでどのような毎日を送りたいのか、誰とどのようにつながっていたいのか、自分自身が暮らしにどう関わっていくのかという視点も欠かせません。
住まいを単なる建物としてではなく、人と環境、人と人との関係を含めた「暮らしの場」として考える。
今回のワークショップでは、コミュニティが自然に生まれる環境についても、さまざまな角度から考えました。
参加者は講師の話を聞くだけでなく、実際に体で感じる体験やグループワークを通して、環境と暮らしとの関係を考えました。
参加者からは「実際に体験することで理解しやすかった」「自分の暮らしにも取り入れてみたい」といった声が寄せられています。

小さな仕事や活動「なりわい」が生むつながり
「なりわい」とは、一般的には生活のための仕事を意味する言葉です。
「なりわい暮らし研究会」では、小さな仕事や活動を「なりわい」と捉え、人生後半も自分らしく暮らし、社会とのつながりや役割を持ち続けることを大切にしています。
自分の経験や得意なことを生かし、誰かの役に立つ。
そんな小さな活動が、人や地域とのつながりを生むきっかけになるかもしれません。
研究会が目指すのは、住まいだけをつくることではありません。
多世代や地域とゆるやかにつながり、将来、支援や介護が必要になっても安心して暮らし続けられること。
さまざまな専門家や参加者との対話や検証を重ねながら、人生後半の新しい暮らしの選択肢を探っています。
地域とのつながりが安心につながる
連続ワークショップの最終回となる第4回は、2026年10月17日(土)に開催されます。
テーマは「つながる」。
第一部では、大阪工業大学客員教授の吉村英祐氏を講師に迎え、「地域とのつながりが安心につながる」をテーマに、地域のつながりや共助、防災について考えます。
第二部では「共働のなりわい ~未来のなりわい住宅『箕面白島ヴィレッジ』を描く~」をテーマに、これまでのワークショップで得られた学びや気づきをもとに、具体的な住まいと暮らしのあり方を参加者とともに考えます。
本ワークショップは、国土交通省「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の一環として実施されています。
住まいの快適さだけでなく、人とのつながりや自分自身の役割も大切にする。
人生後半の心地よい暮らしを考える、新たな住まいづくりの取り組みです。

第4回ワークショップ開催概要
開催日: 2026年10月17日(土)
会場: 大阪科学技術センター
大阪市西区靱本町1丁目8番4号
Osaka Metro四つ橋線「本町駅」28号出口より北へ徒歩5分
主催・運営: なりわい暮らし研究会(株式会社コレスタジオ)
詳細: https://nariwai-lab.collastudio.jp/lp2026/
※参加方法などの詳細は特設ページをご確認ください。
出典:株式会社コレスタジオ プレスリリース(2026年10月13日)
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