• 火. 10月 8th, 2024

日々あなたをしっかり支えてくれている足、じっくり観察したことはありますか。
「足は人体の縮図」です。スポーツ女子の皆さんの心や体の状態も足裏の温度や硬さ、状態にしっかり現われているんですよ。
シューズを脱いだ後、ほんの数分でも自分の足を触ってみてあげてください。
足をほぐすことは心をほぐすこと…。
自分の指ひとつで手軽にでき、心も身体もニュートラルな状態に戻すことができる
リフレクソロジーについて4回にわたりお伝えしたいと思います。

初回のテーマは リフレクソロジー&自分の足をもっと知ろう!

リフレクソロジーとは?
「Riflex(反射)」+「logy(学問)」=「反射学」とういう意味を持ち、足裏などにある身体全体の臓器や器官の反射区を指で刺激することにより血液やリンパの流れをスムーズにし、人間本来が持っている自然治癒力を高めることを基本とした足裏健康法。
海外では代替医療のひとつとして各学校の保健室にリフレクソロジストが常勤していたり、歯医者で抜歯の前に痛みの緩和、リラックスためにリフレクソロジーの施術が行われたりしています。
日本での足裏マッサージ中心のイメージとはだいぶ違いますね。学校の保健室でリフレクソロジーをやってくれるなんて…毎日通ってしまいそうですね 笑!

リフレクソロジーの効果
1.身体が本来持っている自然治癒力を高める。
足裏の反射区を刺激することで間接的に体全体を刺激していき、それぞれの機能を活性化させ免疫力や自然治癒力をアップします。体調をいい状態に維持できるようになります。

2.血液・リンパ液の流れを促進し、細胞の働きを活性化させる。
心臓から送り出された血液は体全体に行きわたり全身の細胞や組織に新鮮な酸素や栄養分を与えます。
使用済みの血液は静脈から再び心臓に戻っていきますよね。
このとき、足にはその血液を心臓へ送り出すためのポンプの役割が求められます。
運動やリフレクソロジーで足の筋肉が活性化されるとポンプ機能が促進され血液が心臓に戻りやすくなる=血行がよくなります。
腰痛や肩こりも改善!!

3.体内の老廃物を排泄する作用を高める。
体の不調や運動不足、合わない靴などが原因で尿酸、カルシウムが体内に蓄積してしまいます。
リフレクソロジーにより血液・リンパ液の流れも促進されるので体内のたまった老廃物をスムーズに排出できます。

4.過剰なストレスを軽減させ、深いリラクゼーションをもたらす。
日々の生活でストレスはつきものですよね。小さい頃、お腹が痛いときにお母さんがちょっとお腹をさすってくれただけで痛みが和らいだ経験はありませんか?
「手当て」という言葉があるように手の温もりは心のリラックスにもつながります。
又、足裏に存在する知覚神経末端への刺激は神経経路の流れをスムーズにし、その結果リラクゼーションをもたらします。血液内の脳内物質であるエンドルフィンの分泌を促進し痛みを軽減させることもできます。

以上のように心にも体にも効果が期待できるリフレクソロジー。
スポーツ女子の皆さんの生活の中にぜひ取り入れてみたいと思いませんか。

自分の足を観察してみよう!
足は心や体の状態を映す鏡。まずは裸足になって自分の足を観察してみましょう。
普段の足の状態を知っておくと心身の状態の変化にも気づけるようになりますよ。
最初は反射区を気にせず、足を包みこみながら自分の指でゆっくりほぐしながらチェックしてみましょう。

チェック1 足の色
黄色…胆嚢や肝臓の機能低下が考えられます。肉や乳製品を多くとる人にも見られます。
紫…身体全体が疲れている状態の時に見られます。
白…押したときに白くなり赤みが戻らない場合は循環とリンパ系のトラブルが考えられます。
緑…脾臓又はリンパ系の機能低下が考えられます。
浅黒い…腎臓の機能低下、排出系の機能低下が考えられます。
赤…赤くなっている反射区の臓器が炎症を起こしている可能性があります。

チェック2 温度
足裏全体・足指先が冷たい…血行不良・エネルギー不足
足裏だけが温かくほてっている…過度の疲労・ストレス・むくみ・精神的緊張

チェック3 汗の量
足の裏は新陳代謝が一番活発な場所ですが、足裏の汗が急に増えた場合は精神疲労やストレス、過度の緊張が考えられます。

チェック4 形
外反母趾…首・肩に影響がでやすい。
偏平足…消化器系が弱い、呼吸器系が弱く喘息の既往がある方に多いようです。

チェック5 硬さ
足裏に弾力がなくふにゃふにゃ柔らかい人は運動不足、スポーツ女子の皆さんは大丈夫ですよね。
逆に足裏全体が硬く押しても指が入らないような人は、睡眠不足、過度のストレス、体調不良の可能性があります。

チェック6 足の開き具合
両脚を自然に投げ出したとき、だいたい45度の角度で足先が開くと言われています。
外に大きく倒れる場合…腰の筋肉が弱い・関節が緩くなっている。
内に大きく倒れる場合…腰の外側に圧がかかるので股関節の外側が擦り減っていることを疑います。
どちらも姿勢にもかかわってくるのでチェックしてみてください。
このほかマメやタコができないように自分に合った靴を選ぶことも心掛けてくださいね。

皆さんの足は色艶よく元気な足でしたか?
足の表面積は体表面積の1%。両方の足でもたった2%です。この狭さで私たちを支えていてくれるのですから大事に労わってあげたいものですよね。

次回は反射区チャートを見ながら実際にセルフケアをしてみましょう!
まずはフィジカル面から疲労回復につながるリフレクソロジーについてお伝えする予定です。