美味しい季節は嬉しいけれど、つい食べ過ぎてしまう危険が!
そこで、太りにくい海藻を使った料理はいかがですか?
海藻レシピをご紹介しましょう。
そもそもなぜ海藻で腸活?
腸活によいとされる食物繊維ですが、食物繊維には、主に野菜に含まれる水に溶けない「不溶性食物繊維」と、主に海藻や大麦などに含まれ水に溶ける「水溶性食物繊維」とがあります。
![アルギン酸](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/kaisou1.png)
![セルロース](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/kaisou2.png)
しかし腸内細菌のエサになるのは海藻などに含まれる「水溶性食物繊維」だけ。
野菜に含まれる「不溶性食物繊維」は、腸内細菌のエサにはなりません。
数ある「水溶性食物繊維」の中でも、海藻に含まれるものは水に溶けるとゲル状にるので、最も腸内細菌のエサになりやすいと言われています。
腸活におススメの海藻たち
![あおさ](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/aosa.png)
青さ
食物繊維が豊富。
その他にマグネシウムが多く含まれており、
その含有量は食品中No.1! 。便秘
予防・高血圧予防・糖尿病の予防など
多くの働きが期待できる。
![あかもく](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/akamoku.jpg)
あかもく
食物繊維のほか、ミネラルも豊富。
むくみ対策にも良い。
あかもくの褐色のもとであるフコキサンチン
という色素には、肥満予防、糖尿病予
防の働きがあることが報告されている。
![ひじき](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/hijiki.png)
ひじき
カルシウムが豊富に含まれており、女性
におすすめ。また、カルシウムの吸収を助
ける作用のあるマグネシウムも摂ることが
できる。マグネシウムは、現代日本人の
多くが不足しているミネラルです。
腸活におすすめな海藻を使った簡単レシピをご紹介!
寒くなってくる季節に嬉しい青さのあんかけ
![あおさのあんかけ](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/aosaankake.png)
〈材料〉二人分 ・骨とりタラ 2匹 ・おろし生姜 3g ・(A)料理酒 15g (大さじ1) ・(A)片栗粉 18g (大さじ2) ・青さあん※ ・えのき 25g ・冷凍生青さ 10g | ※青さあん 醤油 18g (大さじ1) みりん 18g (大さじ1) ◎片栗粉 3g (小さじ1) ◎水 10g (小さじ2) 出汁 150g 揚げ焼き用の油 適宜 |
〈作り方〉
①タラはキッチンペーパーで水分を軽くふき取り、(A)の中に15分程浸し下味をつける。
②タラを取り出し、片栗粉をまぶし、フライパンを使い揚げ焼きにする。
③青さあんを作る
※1)小鍋に適当な長さにカットしたえのき、醤油、みりん、出汁を加え火にかける。
2)沸騰したら◎で作った水溶き片栗粉を回し入れ、ひと煮立ちさせる。
3)火を止め、青さを加え、お玉等で軽く混ぜて完成。
*青さを入れるタイミングは、食べる直前がおすすめです。
④器に揚げ焼きにしたタラをのせ、上から青さあんをかけていただく。
何にでも合う、食べるドレッシング!あかもくネギ油
![あかもくネギ油](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/akamokunegiabura.png)
〈材料〉4人分 ・白ネギの白いところ 40g ・玉ねぎ 40g ・生姜 30g (1/2かけ) ・鶏がらスープの素 2g (小さじ1) ・食塩 2g (小さじ1/3) ・こしょう 0.7g ・サラダ油 50g (大さじ4くらい | ・あかもく 50g ・めんつゆ2倍濃縮 30g (大さじ2) |
〈作り方〉
①白ネギは流水でよく洗い、みじん切りにする。玉ねぎと生姜は皮を剥き、みじん切りにする。
②耐熱ボウルに白ネギ、玉ねぎ、しょうが、鶏がらスープの素、食塩、コショウを入れて混ぜる。
③フライパンにサラダ油を入れ、火にかける。煙が出るくらいまで加熱する。
④火を止め、②のボウルに少しずつ注ぐ。(火傷に注意)
⑤粗熱が取れたらあかもくとめんつゆを加え、よく混ぜる。
⑥冷蔵庫で冷ます。
⑦お好みの具材にかけて完成。
ひじきともずくと豚バラのヘルシーレシピ!豚バラハンバーグ
![豚バラハンバーグ](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/butabaraburg.png)
〈材料〉2人分 ・くまモンの戻しひじき 40g ・完熟もずく 40g ・豚バラ肉 100g ・卵 2/3個 ・薄力粉 10g ・片栗粉 7g | ・塩コショウ 0.7g ・ウスターソース 大さじ2/3 (12g) ・トマトケチャップ 大さじ2/3 (12g) ・サラダ油 大さじ2/3 (8.7g) |
〈作り方〉
①完熟もずくは適当な長さにカットする。豚バラ肉も食べやすい大きさにカットする。
②ボウルに戻しひじき、完熟もずく、豚バラ肉、卵、薄力粉、片栗粉、塩コショウを入れ手で混ぜる。(箸で混ぜても混ざります)
③フライパンに油をひき、中火にかける。
④2等分に分けた生地を並べ、箸などで丸く形成する。
⑤片側がこんがりときつね色に焼けてきたら裏返し、もう片側もきつね色になるまで焼く。
⑥中心部分まで火を通すため、蓋をして5分ほど焼いたら完成。
⑦ハンバーグのソースはウスターソースとトマトケチャップを混ぜ合わせる。
![多賀昌樹准教授](https://ranrun.jp/wp-content/uploads/2023/11/taga-259x300.jpg)
管理栄養士、博士(医学)。徳島大学医学部栄養学科を卒業。米国テキサス大学医学部外科栄養
免疫部門研究員、北里大学保健衛生専門学院管理栄養科学科長を経て現職。研究分野は機能性
食品の臨床栄養管理への応用とそのメカニズムの解明。日本機能性食品医用学会評議員、日本食育
学会代議員、内閣府消費者委員会新開発食品調査部会委員を務める。