• 月. 5月 20th, 2024

就活のためのビジネスマナー「会社説明会で好印象を与えるー受付編」

スタートしたばかりのRanRunマナー講座。
これから、皆さんの身近な存在、頼りになる先輩になりたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。

礼儀はなぜ必要か?
「礼儀はなぜ必要なのか?」ということについて、あらためて考えてみましょう。
「礼儀なんて、面倒くさいだけで、何で大切なのか分からなーい!」なんて思っている方もいるかもしれません。
答えも色々あると思いますが、私が「そうよね!」と思えた事がありました。
少し前の話ですが、あるテレビ番組で、何名かの有名企業の方に「どんな人を採用したいか?」というインタビューをしていたのです。
その中の1名が「礼儀正しい人…。なぜなら、礼儀正しい人は、みんなから好かれるでしょ」と答えていました。
そう!
多くの仕事は一人で完結することは難しいのです。上司や先輩、同僚にアドバイスしてもらい、助けてもらうことが必要なのです。時にはお客様にも、教えていただくことはたくさんあります。
会社の上司や先輩、社外のお客様から好感を持たれる事、好かれることは、仕事をしていく上でとても大切です。好感を持つからこそ、他の人は教えてくれる、アドバイスしてくれる、助けてくれるのです。
「なんだあいつ!」と思われたら、誰も教えてはくれません。
好感を持たれる理由もいろいろあるでしょうけれど、初対面でも、長い付き合いでも、礼儀正しい人というのは、一緒にいて気持ちが良いと思います。
先輩や同僚から一緒に仕事をしたいと思われる人、上司からこの人を大切なお客様に紹介してもいいと思ってもらえる存在になることは、これから仕事をしていく上で、とても大切です。
そのために、礼儀やマナー、身だしなみに気を遣うことは、大事な、最初の一歩になります。
マナー講座では、就活スキルということだけでなく、社会人になってもずっと役に立つビジネスマナーの基本をお話ししていきます。
お付き合いください。

☆「会社説明会でのマナー」第1回
就活生の皆さんは、すぐに会社説明会が始まる人も多いでしょう。
「話を聞くだけだから…」「大勢いるから私がどうしてようと分からない」なんて甘い気持ちでいると、あなた自身も、あなたの大学も、マイナスなイメージを持たれてしまいますよ!
マナー講座では、3回に渡って会社説明会に参加した際に、好印象を与えるポイントをお話ししていきます。
ではまず、動画で良い例、悪い例を見て、どうしたらいいのか学んで下さい。

●動画の内容について、もう少し詳しく説明しましょう。

①コートは脱いでおく
コートは、訪問する会社の建物に入る前に脱いでおくのが基本です。
帰りも同様に、建物を出てから着ます。
合同説明会等、大きな会場の場合は、建物の外で脱ぐ必要はないと思いますが、受付時にコートを着ているのはNGです。前もって脱いでおき、手に掛けて行きましょう

②自分から名乗る
会社を訪ねた時は、自分から名乗りましょう。
まず、「おはようございます」「失礼致します」「恐れ入ります」等の状況に合わせた挨拶をします。次に「○○大学△△学部の□□ □□(フルネーム)と申します」と名乗ります。そして、「会社説明会に参りました」等と、目的を伝えます。

③資料等をいただいたら、お礼を言う
ビジネスの場面でも、何かしていただいたら、まずお礼を言うことは、好印象を持っていただける大切なポイントです。「頂戴致します」と言って両手で丁寧に受け取り、「ありがとうございます」とはっきりとお礼の言葉を伝えましょう。

④堂々とした態度で、キビキビと動く
そして全体に堂々と!
背筋を丸めて下を向いていると、自信がなさそうな印象を与えてしまいます。背筋を伸ばして顔を上げ、テキパキと動きましょう。

いかがですか?

身だしなみを整え、礼儀正しい態度で参加することは、「会社訪問をさせていただく会社を大切に思っています」という気持ちを表すことだと思って下さい。
次回は、「会社説明会・話しを聞く時の態度」についてお話しします。

<出演>
拓殖大学女子バスケットボール部

<講師紹介>

原律子先生

原 律子
フリーアナウンサー/日本女子大学文学部国文学科卒
学生時代は、山登りに熱中したスポーツ女子
テレビ、ラジオの局アナ、シンガポール日本語放送局DJを経て、現在、企業研修講師、イベントMCなど
♪モチベーシ上げる曲は、ルイ・アームストロング/ What a wonderful world

(2016年1月掲載記事をリライトしています)