• 月. 5月 27th, 2024

ヨガで身心を整えポジティブな自分に戻る 女優 内山理名

「会話でコミュニケーションをとることを大切にしています」女優の内山理名さんが、仕事をするうえで心がけていることだ。ドラマ、映画、舞台と17歳から女優として活躍する内山さんに、11月公開の映画『ゆらり』のこと、初めて女優以外で夢中になったという「ヨガ」のこと、学生へのメッセージなど話を聞いた。

女優の仕事は「自分探し」
内山理名さんが、女優の仕事をスタートしたのは高校1年生、17歳の時。
制服を着た学生役から始まり、役の上で様々な職業を経験してきた。
映画『ゆらり』では、シングルマザーを演じている。
「役柄のイメージで見られがちですが、役は仕事で作っているもの。実際の自分とは違います」と話す。
演じる役の性格は自分の中のどこかにあるものだと思うので、そのスイッチを探しながら取り組んでいるそうだ。
医師の役を演じる時は、医療の知識や技術はわからなくても、ひとりの人間として性格や感情は、自分の中にも持っているはずと言い、「自分の中にある何かを広げている」と説明する。
役を演じるうちに知らない自分と出会うので、若い女優さんなどは「自分探しをずっとやっている感じがする」と表現するそうだ。

映画『ゆらり』は、「伝えられなかった想い」を抱える人々が家族の絆を取り戻す姿を3組の親子を中心に描いたヒューマン・ファンタジー作品。
内山さんは、一人息子を育てるシングルマザー木下ゆかりを演じている。
『ゆらり』は、3代に渡る「母と娘」の物語でもあり、ゆかりは作品全体のキーパーソンだ。

母から娘へ、受け継がれる「カレーライス」。
「母の作るカレーライス」は、この作品の重要なスパイスだ。
内山さんは映画の撮影中、自身の母や祖母との思い出を思い出し、会いたくなったそうだ。
他のお店には無い母の味、「母親の料理は特別なもの。
母の味を覚えて、いつか自分の子供に食べさせたいと思うようになりました」と話す。

『ゆらり』は、「自分が思っている以上に、親は子供のことを思っている」ことが伝わってくる作品。内山さん自身も亡くなった父のことを思い返したそうだ。
「どの世代の人にも通じる作品なので、どの人にも観て欲しいですね。最近、親と連絡を取っていない人はぜひ(笑)」

映画『ゆらり』の中で、内山さん演じるゆかりは、息子に神様から手紙が届くポストをプレゼントする。
内山さんに神様にお願いをするとしたら何をお願いするか尋ねると、「女優は体があっての仕事なので、健康でいたいですね」と返って来た。
日頃から健康のために気を付けていることは、生活の中で食事や睡眠などのバランスだと言う。
余計なことをせず、シンプルを意識している。
自炊をする時は、季節の野菜を使ったり、いいお塩を使ったりとシンプルにいいこと、いいものを取り入れているそうだ。

そんな内山さんが、今、夢中になっているものが「ヨガ」。
22歳の誕生日に、友人からヨガマットとヨガの基礎を学ぶDVD  をプレゼントされたことがきっかけで、家で練習するようになった。
元々、スポーツが好きな内山さんはスポーツジムでトレーニングをしていたそうだが、ヨガはマットの上で学ぶことができる。
メンタルを整え、女優として必要なものを学べることに気づいたそうだ。

本格的にインドの先生の授業を受けヨガ哲学を学んでいる。学びは一生続くのだとか。
例えば、「怒りのスイッチ」が自分のどこにあるのかを知り、心を整え、ポジティブな自分に戻っていける。穏やかな心に戻す術を学んだ。
200時間の講習を受講し、インストラクターの資格を取得した。
指導者になろうと思って始めたわけではなかったが、学んだことが自分の中で腑に落ちると、人に伝えたくなったと言い、ヨガの話を始めると止まらなくなると笑う。

スポーツのための呼吸法もあり、ランの前にやるヨガや山登りの前にやるヨガなどもあるのだとか。
内山さんも、これからスポーツヨガも学んでいきたいと言う。

スポーツ女子の関心が高い、試合前のメンタルケアについて教えてもらった。
試合前は、どうしても意識が前に行ってしまうので、力を入れる前だからこそ一旦力を抜くことをする。
肩甲骨を動かすことでリラックスし呼吸が楽になるので、試合前に肩を回したり、ちょっと背を反らしたりするとよいそうだ。

内山さんが毎日、行っているヨガの動きを教えてもらった。
朝は、先ず体を伸ばしておくことが大事。
内山さんは太陽礼拝と呼ばれるポーズを3回くらい行っている。

夜は、骨盤回りを動かすようにしている。
特に女性は足を閉じていることが多いので、開脚をして骨盤回りをほぐし子宮を温める。
内山さんは、生理痛なども楽になると感じているそうだ。
ヨガのポーズはできなくても、腰を回すなど骨盤回りを意識してみてはどうだろう。

学生へのメッセージ
内山さんがスタッフや共演者と接するうえで心がけていることは、コミュニケーションをとること。
「会話でコミュニケーションをとってください。私は質問をするようにしています。なんでも聞くことで、相手を理解することができます。直接、話をすることが大事です」と言い、「そして、目を見て話をすること」と付け加えた。
目を見て話すことで、相手が何を考えているかがわかる。
「(スマホなど便利なツールに頼りがちだが)直接、話をすることは大切です」

©2017映画「ゆらり」製作委員会