• 火. 5月 7th, 2024

【日本女子大学ラクロス部】 スローガンは「昇」。更なる高みを目指し技術、意識を変えていく。

今年の目標は「一部昇格」。
スローガンに「昇(のぼる)」を掲げ、上昇の決めポーズを構えるのは日本女子大学ラクロス部幹部4人。
昨年の目標「二部昇格」を果たし、次のステージを目指す。
主将の坂本明日菜さん(文学部英文学科新4年)、副将の中尾衣里さん(人間社会学部社会福祉学科新4年)、幹部の浜口花菜さん(人間社会学部文化学科新3年)、後藤真梨子さん(人間社会学部心理学科新3年)に、ラクロスの魅力、ラクロスを通して成長したこと、部の魅力について話を聞いた。

主将の坂本さんと副将の中尾さんは、昨年3年生幹部として取材をしているので会うのが楽しみだった。

ラクロス部の魅力について、坂本さんは「成長を感じられる場所」と表現する。
目標、課題が常にあり、上手くいくことも上手くいかないことも経験してきた。
坂本さんにとって、ラクロス部は「部活に入っていない自分を想像できないくらいかけがえのない場所」になった。

成長したことを訊いてみた。

「思考力や判断力がついたと思います。今の部にとって何がベストなのか、練習試合を組むタイミングなどでも理由や根拠を考え判断することもあれば、とっさの判断を要求されることもあります。その両方の力が身に付いたと思います」とじっくり考えながら答えてくれた。

中尾さんは、ラクロス部の魅力を「1年生にとっては成長させてくれる場所。上級生にとっては後輩が支えてくれる場所」と表現する。
「練習が辛くても仲間がいるから頑張れます。この仲間に会えてよかった」と満面の笑み。

成長したことは、「思いやり」と即答した。

大学で部活に入る予定ではなかったという浜口さんは、同じ学科の友達に連れられてラクロス部の見学に行き、その場で入部を決めた。
ラクロス部の魅力について、「人生の中で一番学べる場所」と表現する。
今までやってきたことのない考え方をするようになり、自分と向き合う時間が多くなった。
「自分のことを知る場所」と言い換えた。

成長したことは、コミュニケーション能力があがったこと。
相手の目線になってアドバイスする。
「下級生に教える際、下級生の気持ちになって、自分の意見を言えない子にどうやって意見を言ってもらうかを考えるようになりました」

後藤さんは、大学受験が思うようにいかなかったことで、自分を変えたかったという。
事前にラクロス部のことをSNSやブログでリサーチしていたそうだ。
実際に見学に行ってみると、人数が多いのにまとまりがあり、先輩の人間性にも惹かれ入部を決めたと教えてくれた。

「ラクロス部に入って、どう変わった?」と尋ねてみた。

元々は「本当はこうしたいけど・・・でも・・・」と引っ込み思案な部分があったそうだが、先輩達と一緒にやりたいという思いから段々貪欲になり、「こうしたいならすればいいじゃん!」とポジティブ思考に大きく変わることができた。

ラクロス部の魅力について、個々を尊重してくれる「ひとりひとりが輝ける場所」と言い、自分を認めてもらえて「私が私でいられる場所です」と声高に語った。

成長したことは「先を読む力」と答える。課題に対して逆算し、今すべきことを明確にできるようになった。

ラクロスという競技の魅力と自分のポジションについてそれぞれ語ってもらった。

後藤さんは、プレーの方法が日々進化することが魅力と言う。競技のセオリーが変わり、発想が自由だ。お互いに意見を交換して、プロセスを考える。自分達で考えた戦略が決まると嬉しいと楽しそうに話す。

ゴーリーの後藤さん。自分がボールを入れられなければチームが負けることはない。「最後にチームを救うヒーローになれます」とゴーリーの魅力を話し出した。

ボールを止めるだけでなく、攻撃の起点にもなる。相手のショットを止めて、ロングパスを出し、試合の流れを変えることもできる。

全体を見ているので、どこに動いたらいいか、急いだほうがいいのかそうでないのか、落ち着いて指示を出し、試合を作っていく。

「ものすごく声を出すポジションです」と熱く語った。

浜口さんは、ラクロスの魅力を「自分の努力次第で強くなれること」と言う。

シュートが入った時の皆が「ワーッ」と沸く瞬間がたまらないそうだ。他の競技よりもスピード感がある点も気に入っている。

ミッドフィルダーは、アタックもディフェンスも両方できるのが魅力という浜口さん。

端から端まで走るので、ボールのキープ時間が長い。ドローも担当していて、ボールを取れるか取れないかが試合を左右するため、責任がありドキドキするが、駆け引きに勝った時は快感だそうだ。

中尾さんは、毎年、新しいプレーが出てくるのでずっと成長し続けられることがラクロスの魅力だと言う。

アタックの中尾さん。「勝つために絶対必要なポジションなので、いいとこ取りできます!」とにんまり。勝利に一番貢献できるポジションであることに間違いはない。

セットアタックでは、スピードの速いパスさばきで、ゴール目前で合わせのプレーが生れることもある。

点が入らなければ勝てないので、プレッシャーも重く、パスミスは許されない。パスはコミュニケーションが大切だということも魅力になっているそうだ。

坂本さんはラクロスの魅力を「ポジションの幅が広げられること」といい、色々な競技の要素があるので、それぞれの経験を活かせるのも魅力だと話す。

「ディフェンスはすごく魅力的」と楽しそうに話す坂本さん。

ディフェンスは防ぐイメージが強いが、自分たちがボールを奪えば攻めの起点になる。

「守るだけでなく、タイミングを狙ってボールを取りに行く。ボールを奪う瞬間が好き」という坂本さん。パスカットの瞬間はとても会場が沸く。「できるようになったら絶対に分かる感覚です!」熱がこもる。

また、メンバー同士のコミュニケーションを取ることで、プレーの質が上がる。連携プレーも魅力だと話す。

「ディフェンスの心が折れたら試合はそこまで」

自分(ディフェンス)がいるからアタックが挑戦できる。攻められていても、自分たちが耐えることでアタックに「挑戦していいよ」と言える。

今年の部の目標は「一部昇格」。
二部に上がったので、昨年と同じことをしていたのでは上には上がれない。
これを達成するためには意識も技術も変えていく必要がある。
“昇”スローガンを胸に、去年以上の努力をしていくと意気込む。

それぞれの今年の目標を教えてもらった。

坂本さん 「奪うディフェンス」
“守る”じゃなくて“奪う”ディフェンスを意識して、自分から仕掛けていく。

中尾さん 「今年こそは試合に出る。点数を決める!」
昨年はケガをしてリーグ戦は見学になってしまった。

浜口さん 「“怖い”(強い)選手になってリーグに出る」
ベンチに入っても、試合には出ても2分とかだったので、上手い選手になって試合に出る。

後藤さん 「試合に出て、攻撃の起点として活躍する」
昨年はスタンドで応援する側だった。ポジション争いに勝って、試合に出て、自分の出したパスが得点につながるプレーをしたい。

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(2018年3月取材 リライト)