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第26回全日本大学女子サッカー選手権大会 早稲田が三連覇!「気持ちを前に出す」を肌で感じるサッカーの魅力 

気持ちを前面に押し出したプレーの連続。
WebマガジンRanRunの2018年最初の大会取材はサッカーのインカレ決勝でした。
サッカー女子に会いに行くのは、2015年の「つくばフェス」以来。
ピッチに降りてスチール取材に臨むと、決勝戦ということもありその気迫にゾクゾク。
3連覇のかかった早稲田VS昨年3位の神奈川大学。
攻めも守りもナイスプレーの連続に、スタンドも大いに盛り上がる試合でした。
当日の様子をレポートします。

第26回全日本大学女子サッカー選手権大会(主催 公益財団法人日本サッカー協会、朝日新聞社、一般財団法人全日本大学女子サッカー連盟)決勝が2018年1月14日、味の素フィールド西が丘で開催されました。
スタンドはサッカー女子だけでなく、キッズから年配者まで幅広い年齢層のサッカーファンが応援に集まり、来場者総数4,060人との公式発表がありました。
決勝前には芸能人サッカーチーム・SWERVESと関東大学女子連盟選抜チームによる前座エキシビションマッチが行われました。

また、関東大学女子サッカー連盟所属の大学を中心にブースを設置し、ミニオープンキャンパスを開催。大学でサッカーをやりたいと思っている中高生に、大学サッカーの魅力を伝えるイベントになっていました。
RanRunもPRのお手伝いになればと、各ブースの写真を撮らせていただきました。

 I PLAY FORと題しベスト4進出チームの選手・スタッフの写真と大会にかける想いが掲示されていました。

13:00三連覇を狙う早稲田大学と2度目の優勝を狙う神奈川大学の選手が入場。
招待されたキッズを伴っての入場です。

13:09キックオフ。
2017年日本代表召集選手も多く、レベルの高いプレーが展開します。

攻める早稲田に対し、神奈川も守りで魅せます。 

神奈川大学のMF田中萌選手

前半20分、早稲田のキャプテン松原有沙選手のフリーキックにFW河野朱里選手がヘディングで合わせ、こぼれたボールをエース中村みづき選手がゴールに押し込み先制点。

選手達の前へ前へのプレーに圧倒されまくり。
気持ちが体より前に出ている、目に見えないはずの「精神」が見えたように感じました。

後半戦、神奈川も攻めの姿勢を強め激しい攻防が続きます。

攻めも守りもどちらも譲らず、シュートを打つも点にはつながりません。

残り5分、早稲田の松原選手が強烈なシュート!
これを神奈川のGK平木麻裕選手が体を張って止めます。
シュート、ナイスセーブとゴール前の攻防が続き、
「ウォー!」スタンドもどよめきます。

試合はそのまま点が動くことはなく、1対0のまま早稲田の勝利となりました。
早稲田は3年連続6度目の優勝。
MVPには、早稲田のエース中村選手が選ばれました。

試合中、中村選手は誰よりも最後までボールを追いかけているという印象があります。
トップクラスの選手は、強気の精神だけでなく、粘り強さも長けているのだとあらためて感じた試合でした。