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AKB48は卒業。お茶の間で愛される女優を目指す 鈴木まりや

Byranchan

4月 21, 2017 #AKBI48, #女優

26歳の誕生日(4月29日)を機に9年活動してきたAKB48を卒業し、アイドルから女優に専念することを決めた鈴木まりやさん。自身の出演6作品目となる4月末公開の映画『いのちあるかぎり木田俊之物語』では、主人公の妻となる智恵子を演じている。4月30日の卒業公演を前に、AKBの活動を通して成長したこと、今後の目標、学生へのメッセージなどを聞いた。

女優への憧れ
小学校5年生の時、テレビドラマ『3年B組金八先生』(第6シリーズ)を観て、「自分も金八先生の生徒になって人生を教えてもらいたい」と思ったという鈴木さん。
芸能事務所からスカウトされることもあったが、「怪しい」と親が断ってしまったそうだ。
テレビに出たいという想いを母に打ち明けたところ、劇団に入ることを許可してくれた。

運動神経には定評のある鈴木さん。中学校ではテニス部に入部すると、1年生でレギュラーになった。
しかし、女優という目標を考え、テニスからダンスへと転向する。
目標はぶれなかった。

高校生の時、AKB48の1期生として活躍していた前田敦子さんがドラマや映画にも出演していることを知り、鈴木さんの中に「AKBから女優へ」という図式が生れた。
とはいえ、アイドルへの道のりは決して簡単なものではない。
AKBのオーディションを受けては落ちを繰り返し、それでも夢を諦めず2008年12月第7期研究生への合格を掴んだ。
研究生時代は、毎日が勉強だったと振り返る。
研究生同士は、一緒に切磋琢磨する仲間であり、ライバルだった。
2010年5月、正規メンバーとしての活動がスタートした。
AKB48をプロデュースする秋元康氏は、研究生に話をする時、野球に例えることが多いそうで、研究生から正規メンバーに昇格することを「ベンチ入り」と言い、研究生のまま卒業していくメンバーを「ベンチ入りする前の卒業」と表現するそうだ。
鈴木さんはベンチ入りを果たした。

この年、6人が主役を務める舞台『アリスインデッドリースクール』に主役の1人として出演した。
新川優愛さん(ミスマガジン2010グランプリ)や齊藤夢愛さん(日テレジェニック2009)等と一緒の舞台で、AKBの外に出て環境を変えることで、違う世界が見えてくることを知った。

AKB48の活動 
アイドルの仕事は、お金を払って観に来てくれるお客さんがいて成り立つ。
朝から深夜まで練習と話し合いの連続。
考え方も目標もメンバーそれぞれ異なるため、意見がぶつかることも多かった。
ステージを成功させるという1つの目標に向け、言いたいことを言い合い、アドバイスしながら、仕事仲間としてチームワークを築き、ライバルとして切磋琢磨してきた。

AKBに入ったばかりの時は、一番後輩だったので先輩達が引き立ててくれた。
自分が先輩になり後輩を引っ張る立場になった時、責任の重さを感じたという。
自分のことだけでなく、後輩を引き立てる気配りも必要になった。
自分の成長を感じることができたそうだ。

AKBは居心地がよく、突然、何かが発表されるというワクワク感が楽しいと鈴木さん。
第7回ジャンケン大会では14位になり、CDジャケットに載ることができた。

女優への道
映画や舞台出演の経験も重ねてきた鈴木さんだが、周りの役者たちの熱量になかなか追いつけないジレンマを感じていたようだ。
「周りを見て真似をしようとしたけど難しかった」と振り返る。
芝居のワークショップに通い、台詞の後に感情がついてきているとダメ出しを受けた。
台本の読み方を教わり、感情に台詞をのせることを学んだ。
演じるということは、体を使うことよりも頭を使って考えることの方が多いことを知った。
ワークショップでやったエチュードでは「感情のままに演じてみなさい」と言われ、役になり切った時に自然と涙が溢れてきた。「自分の知らない自分」に出会ったそうだ。
役をもらう度に、役になり切るということがわかるようになり、女優としての成長を感じられるようになった。
「アイドルとの掛け持ちは中途半端になる」本来の目標に向け、進むことを決意した。

映画『いのちあるかぎり 木田俊之物語』
難病の筋ジストロフィーと闘いながら、車椅子で歌い続ける歌手・木田俊之さんの半生を描いた作品で、主人公を支える妻・智恵子さんの若い時を演じた。
鈴木さんは、智恵子さんご本人に会って「さっぱりした性格の肝っ玉母さん」という印象を受けた。
智恵子さんは、木田さんから一目惚れされたというエピソードがある。
「若い時は普通の若者だったのよ」という智恵子さんの言葉から、「さっぱりした性格で、女の子らしくオシャレを楽しむ」若い頃の智恵子さんを想像し、鈴木さんはイメージ作りをした。
母親になる役作りでは、子供のいる友達に会いに行き仕草などを勉強した。
この作品と通して、「夢を諦めず全力で追いかけることを忘れてはいけない」と伝えたい。
自分が結婚したら「強くて優しくて、しっかり支えられるお母さんになりたい」といい、料理上手でいつもニコニコしていて、叱らなければならない時はきちんと叱るお母さんが目標だそうだ。
「どんなこともプラスに考えられる旦那さんに出会えたらいいな」と笑う。

今後の目標
AKBでできなかったことに色々と挑戦して、楽しく、健康で頑張りたいと言う鈴木さん。
ドラマや映画など映像の仕事を中心に、「おばあちゃんになってもお茶の間で愛される女優」を目指す。松下由樹さんのような役の幅の広い女優が目標だそうだ。
先ずは親孝行をしたいそうで、母との旅行を計画中だ。

学生へのメッセージ
就活は、なかなか自分を認めてもらえないという辛い状況が続くと聞いています。
初めは大変かもしれませんが、きっと自分を認めてくれる出会いがあります。
就職してからも、環境に慣れるまでは大変だと思います。
厳しいことを言う人のことを嫌わずに、その人から多くのことを吸収してください。
夢は諦めなければきっと叶います。

映画『いのちあるかぎり 木田俊之物語』
<あらすじ>
木田は 1982 年、智恵子と出会い結婚。子供も生まれて幸せな日々を送っていた。その木田を、突然「筋ジストロフィー」が襲う。自暴自棄になる木田を智恵子は支え続け、ボランティア歌仲間との交流を通じ、難病と戦いながら『紅白歌合戦』への出場を夢みて、「いのちあるかぎり」歌い続ける。木田俊之の半生を描いた一組の夫婦の物語。         

<キャスト>
武田知大 鈴木まりや(AKB48)  植野葉子 武智大輔 大林素子 聖川湧 岬坊真明
古川孝   松田純一 松田えりか 鈴木ゆか   小島久人 保井寛敬 赤松ひろき若井久美子 橋本トオル 滋野由之 西村知美 本田理沙 晃(元フィンガー5)/あべ静江/渡辺裕之      

<監督・脚本>渡邊豊     
<エグゼクティブプロデューサー>白岩英也
<プロデューサー>藤井学
<制作>(株)アプローズプロ       WARAHATA
<制作協力>(株)セブンエクセレント
<配給>ベストブレーン
<配給協力>渋谷プロダクション  
<題字>嶋龍仙(伝統ねぷた絵師)
<製作>映画「いのちあるかぎり   木田俊之物語」製作委員会 みちのくレコード          山形県歌謡振興会、みちのく歌謡文化連盟、(有)白岩新聞店(株)ハンプトン東北