カレーはどんな時に食べたくなりますか?
今回私が提案するのは簡単だけど家で作れる本格カレーです。
カレーに含まれるスパイスはストレスを軽減させ、集中力を高める効果があると言われています。
さらにトマトジュース・牛乳・ヨーグルトをスープのベースにしています。これらはビタミンC、カルシウムを手軽に摂取でき、スポーツをした後の栄養補給や疲労回復にも効果が期待されます。隠し味の甘酒には、リラックス効果も含まれていると言われています。
スポーツ女子にとって、気持ちをコントロールすることは大切なことだと思います。
試合や試験などの大事な日の前や後に、ぜひ食べていただきたいメニューです。
これから迎える夏に向けてしっかり栄養を蓄え、体も心も健康に保っていきましょう!
簡単「豆と甘酒のチキンスープカレー」調理時間 40分
<材料>(2人分)
(トッピング)
・鶏手羽中・・・4本
・ヨーグルト(A)・・・30g
・ごぼう・・・1/2本
・パプリカ・・・中2個
・ミックスビーンズ(市販)・・・100g
・しょうが(チューブ)・・・小さじ1
・にんにく(チューブ)・・・小さじ1
(カレールウ)
〈A〉
・トマトジュース(食塩無添加)・・・300ml
・牛乳・・・190ml
・ヨーグルト(B)・・・80g
・コンソメ(固形)・・・2個
・カレー粉・・・小さじ2
・オイスターソース・・・小さじ2
・甘酒・・・60ml
・塩・・・少々
・こしょう・・・少々
・サラダ油・・・適量
<下準備>
・鶏手羽中はフォークで穴を数か所あけ、ヨーグルト(A)に一晩漬け込む。
<作り方>
1.ごぼうは皮をむいて1cm幅の輪切りにし、水に浸けてアク抜きを行う。ピーマンは1cm幅の正方形に切る
2.深めの鍋にサラダ油を熱し、しょうが・にんにくを焦げ付かないように炒め、鶏手羽中を漬けていたヨーグルトごと鍋に加えて中火で炒める。
3.2に1を加え、更に炒める。
4.3に〈A〉を加えて沸騰するまで煮る。
5.沸騰したら弱火にし、ミックスビーンズと甘酒を加え、塩・こしょうで味を調え、15分煮る。
*栄養成分(1人当たり)*
エネルギー 429kcal 炭水化物 43.3g
たんぱく質 22.7g 食塩相当量 4.1g
脂質 18.2g
<監修コメント>
スパイスの効いたコク深い味わいのカレーを、手軽に作ることができるレシピを提案します。市販のカレールウを使用せず、野菜や動物性食品を使用することによってうま味を引き出し、甘酒でまろやかな甘みを加えています。
鶏手羽中肉を使用することで良質な脂質とたんぱく質が摂れ、パプリカに含まれる豊富なビタミンCや、乳製品からカルシウムも摂取することができます。
牛乳に含まれる必須アミノ酸のトリプトファンは、不眠改善効果が期待されるメラトニンというホルモンをつくる材料になります。
栄養と十分な休養をとり、心身共にリフレッシュすることで、ストレス軽減が期待されます。
+α
付け合わせは米やうどんなどスタンダードで召し上がってもいいですし、友達を呼んでパーティーなどをする時はパンを添えてブルスケッタ風にアレンジしても美味しくお召し上がりいただけると思います。

<レシピ考案>
岡本 真悠子 /東京家政大学 家政学部栄養学科
<レシピ監修>
田渕 千晶 /東京家政大学 ヒューマンライフ支援センター栄養士
内野 美恵 /東京家政大学 ヒューマンライフ支援センター准教授/ 管理栄養士 公認スポーツ栄養士