• 月. 5月 20th, 2024

地元探訪① 足助町観光協会を取材 美しい自然と歴史的町並み

足助町の風景

こんにちは。WebマガジンRanRun学生スタッフの竹田えみりです。
私の地元、愛知県豊田市の足助町をご紹介したいと思います。
足助観光協会事務局長の岡本真夜さんに、足助町のことや観光協会の活動について話を聞きました。
観光協会では、年間を通してイベントを企画し、観光客誘致に努め、ホームページやSNSを通してPRを行っています。

特に見どころとなるのは、香嵐渓と足助の歴史的な街並みです。
香嵐渓は紅葉やカタクリの花などが有名です。
香積寺11世の三栄和昇が江戸時代の寛永11年に植樹したことがはじまりとされ、現在では東海随一の紅葉の名所として約4000本のもみじが彩りを見せます。

足助川をはさんで、かつての宿場を思わせる古い町並みの散策をすることもできます。
「先人たちが1本1本一生懸命植えて400年続いた歴史を観光客の方に伝えていきたいです」と岡本さん。
足助の町並みは、戦国時代には原型が形成され、江戸初期には今のような町割りができあがったそうです。

平成23年に、愛知県で初めての国の重要伝統的建造物群保存地区(通称:重伝建)に選定されました。
足助町を訪れる際には、自然の美しさだけでなく、町の歴史を感じながら散策していただくのがおすすめです。

足助観光協会事務局長 岡本真夜さん

活き活きと町の魅力を話してくださる岡本さんですが、入職した当初は仕事の難しさを感じたと言います。
たくさんのイベントがあるのに、少ない人数でやっていることにビックリ。
「事務的なことも事務局員と事務員の二人で行っていると知って改革をし、業務を減らしました。その甲斐あって事務量は半減し、イベントにかけられる時間が増えました。準備は大変ですがとてもやりがいがあります」
毎日違った人が来たり、170名いる観光協会員の人たちと関わったりしていく中で、もっと足助町を好きになった岡本さん。
もっと足助町に人を呼び寄せるためにはどうしたらいいか、どうしたらみんなが興味をもって歩こうと思ってもらえるか、足助町のファンを増やすための仕組み作りを考えることに、とてもやりがいを感じているそうです。

私の地元、愛知県豊田市の足助町をご紹介したいと思います。
足助観光協会事務局長の岡本真夜さんに、足助町のことや観光協会の活動について話を聞きました。
観光協会では、年間を通してイベントを企画し、観光客誘致に努め、ホームページやSNSを通してPRを行っています。

「観光客の目線で楽しいと感じていたことが多かったのですが、裏側の目線では全然違って難しいことが多くありました。しかし人が多くいらっしゃったり、よかったよと声をかけてもらえたり、笑顔をみることができると報われるなと思いました」

厳しい現実
「足助町はこのまま放っておくと限界部落になります」
岡本さんの口から、驚きの言葉が出ました。

「(足助町は)昔は飯田街道でつながっており、江戸時代にとても儲かっていた町です。
だから伝統的建造物という立派な町並みができました。しかし今では産業もなく、人口がどんどん減っていっています。自然と歴史が融合したいい街なので、なんとか足助町に昔の活気が戻ればいいなと思っています」
足助町で暮らす人は高齢者が多く、若い世代が減っているという現実。
多くの観光客が訪れることで、足助町に定住する人が増えたらいいなと思いました。
歴史的な町並みと豊かな自然に触れながら生活してみたいと考えている方に、ぜひご紹介したい場所です。

インスタ映えする撮影スポット

岡本さんが、スポーツ女子におススメと太鼓判を押すのが飯盛山です。

「自然の山を見たければ飯盛山の山頂がおすすめです。岩倉という神様が天下る岩があり、山岳信仰が古代の時代にあったと言われる場所があります。また足助屋敷、巴川の紅葉、歴史的建造物の町並みもぜひ見てください。車で移動できれば足助城もおすすめです」

また、季節ごとのおすすめスポットについて教えていただきました。

春だったら飯盛山のカタクリと新緑がとてもきれいなので香嵐渓が抜群にいいです。

カタクリの群生

夏はとても風情を感じる「たんころりん」(行灯)が町に並んでいてきれいです。
川沿いもおすすめです。

秋は足助まつりにぜひ来てください。
山車が見所で、威勢のいい男の祭りです。

冬は1月7日に八幡宮で七草がゆを無料でふるまっています。
大鍋で炊くためとてもおいしいですよ。

「食」の話題が出たところで、足助町のおすすめの食べ物について尋ねたところ、
「紅葉の衣揚げがおいしいと思います。中に本物の紅葉をいれて揚げているのでぜひ食べてみてください。」とのこと。
今回の取材では食べることができませんでしたが、通年で売られているそうなので、次回は絶対に食べてみようと思います。

コロナウイルス感染対策について、観光協会の取り組みを教えていただきました。
来場者にマスクの着用、三密の防止、手指の消毒のご協力いただくことを主に行っており、掲示とアナウンスによって呼び掛けてをしています。

お出かけされる際は、皆さんも十分に気を付けて、楽しい旅をしたいですね。

足助観光協会より
足助町には自然や歴史の街道があります。
歩くことには事欠かないコースがたくさんあります。
密を避けながら歩いて散策してはいかがでしょうか。

取材 学生スタッフ 竹田えみり