英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オーストラリア、南アフリカの 7 か国における小規模な非政府または非営利の自然保護団体や人道支援団体を支援。
選出された7団体には、それぞれ10万ポンド(2,000万円)の支援金、DEFENDER 車両、専門家によるメンターシップが授与され、総額 100 万ポンド以上となる支援を提供。
英国発祥のアドベンチャー・ブランドDEFENDER が、地域の自然保護や人道支援活動のヒーローを称え支援するために、総額 100 万ポンドを投じ、グローバルプロジェクトとして「DEFENDER AWARDS」を立ち上げた。
これまで、DEFENDER は英国赤十字社との 70 年にわたる協力関係や、アフリカの自然保護慈善団体 Tusk(タスク)との20 年にわたるパートナーシップを築いてきた。
本プログラムは、「Wild:絶滅危惧種の保護・保全(Defenders of the Wild)」、「Humanity:社会的弱者の支援(Defenders of Humanity)」、「Land:環境保護・保全・再生(Defenders of the Land)」、「Sea:海洋種・沿岸環境の保全・回復(Defenders of the Sea)」の 4 つのカテゴリで応募を受け付ける。
応募は2025年4月15日(火)午前11時から開始し、2025年6月17日(火)午前8時59分まで。
「DEFENDER AWARDS」の詳細および応募方法については、こちらを参照

DEFENDER 担当マネージング・ディレクター マーク・キャメロン氏コメント
DEFENDER は、人道支援と自然保護の両分野において、人々がより良い世界を築くための支援を行っており、その伝統を誇りに思っています。私たちは赤十字社と70年間、そして、Tuskと20年間にわたり協力関係を築いてきましたが、より地域に根ざした小規模な活動を支援する方法はないかと模索していました。
このたび、私たちは、自然保護と人道支援のヒーローたちを称え支援するために、DEFENDER
AWARDS』を立ち上げました。
100 万ポンド以上を投じ、知識を共有し、変革を推進するために、専門家の国際的なネットワークを構築します。
また、グローバルプロジェクトでありながら、地域に焦点を当てるものでもあり、脆弱な生息地、生物種、コミュニティを支援してきたDEFENDERの輝かしい歴史をさらに豊かなものにするでしょう。
応募方法については、https://www.landrover.co.jp/defender/defender-awards/index.html をご覧ください。応募期間は4月15日(火)午前11時から2025年6月17日(火)午前8時59分までです。
応募締切後、各国のパネリスト(審査員)が各カテゴリで2団体を選出して(8団体)、最終候補 56 団体まで絞られます。
そして、世界的に著名な自然保護および人道支援の専門家をはじめとするグローバルパネリストたちが、最終的な7団体を選出します。
「DEFENDER AWARDS」詳細
「DEFENDER AWARDS」は、地域レベル(各国内)で人道支援や環境保護プロジェクトに取り組む、
小規模な非政府または非営利団体*を支援することを目的としています。受賞団体にはそれぞれ10 万ポンド(日本は2,000万円)の支援金、頑丈で高性能なDEFENDER 1台を提供します。
さらに、受賞団体は、希望に応じて経験豊富な「DEFENDER AWARDS」パネリストによるメンタリングを受けることができます。パネリストは、希望に応じ、専門知識を活用して受賞プログラムの指導や
アドバイスを行います。
初回となる「DEFENDER AWARDS」では、グローバルパネリストたちが最終選考に残った56団体の
なかから 7 団体を決定します。
各参加国(英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オーストラリア、南アフリカ)からは、少なくとも1団体が選出されます。
最終選考に進む56団体は、各国から以下のカテゴリごとに2つのプロジェクトが選ばれます。
⚫ Wild:絶滅危惧種の保護・保全(Defenders of the Wild)
規模を問わず、絶滅の危機に瀕した種の保護を目的としたプロジェクトが対象。イタリア
やドイツのアルプストガリネズミから南アフリカのハゲワシまで、あらゆる在来種の保護を
支援するプロジェクトなど
⚫ Humanity:社会的弱者の支援(Defenders of Humanity)
困窮している人々や地域社会を支援するプロジェクトが対象。 脆弱な地域社会の繁栄を支援し、危機がいつどこで発生しても、その準備、対応、復旧ができるようにサポートするプロジェクトなど
⚫ Land:環境保護・保全・再生(Defenders of the Land)
重要な生態系の保護に尽力するプロジェクトが対象。 英国の湿原からオーストラリアの熱帯雨林まで、世界で最も脆弱な景観の一部を保護・再生するプロジェクトなど
⚫ Sea:海洋種・沿岸環境の保全・回復(Defenders of the Sea)
海洋および沿岸の生物と、それらの生物が依存する生態系を支援するプロジェクトが対象。
フランスにおける水質汚染から日本の持続不可能な漁業慣行まで、海洋生物と沿岸地域社会に影響を及ぼす多くの課題に取り組むプロジェクトなど
「DEFENDER AWARDS JAPAN」パネリストプロフィール
日本からは以下の4名の方々がパネリストを務め、各カテゴリで2団体、計8団体を選出するための審査を行う。(五十音順)
菊池 夢美

2010 年東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程を修了し、博士号(農学)取得。2014 年から 2025 年まで京都大学野生動物研究センターに所属。2018年4月、一般社団法人マナティー研究所を設立。大学時代に沖縄美ら海水族館ではじめてマナティーに出会い、一目惚れ。「彼らのことを知りたい!」という好奇心から、マナティー研究の道へ。2007 年からブラジルの国立アマゾン研究所と共同研究を開始し、保護したアマゾンマナティーを再び川へ戻す野生復帰事業にも取り組んだ。その様子は TBS「情熱大陸」でも放送され話題となった。2019 年からはカメルーンの NGO 団体とともに、アフリカマナティー保全プロジェクトを実施中。
深本 南

10 歳で環境活動家を志し、大学在学中の 2002 年に環境団体を共同設立する。ビジネスを通じた社会貢献を目指し、2004 年にファッション業界に転身。ラグジュアリーブランドを中心とした ECコンサルティング、事業部長、クリエイティブ室室長などを経て、2020 年にサステナブルな暮らしをガイドするメディア「ELEMINIST」を創設。2023 年より株式会社 UPDATER エグゼクティブアドバイザーに就任し、オーストラリア発エシカル評価機関「Good on you」の日本版「Shift C(シフトシー)」に携わる。現在はサステナビリティに特化したイベントのプロデュースや商業施設・企業のコンサルティング、地方創生プロジェクトなど多岐に渡って活動。2025 年、共創型のエシカルなコミュニティプラットフォーム「eleventh hour (イレヴンスアワー)」を創業。
松島 倫明

『WIRED』日本版 編集長/内閣府ムーンショットアンバサダー/NEDO 技術委員。NHK 出版学芸図書編集部編集長を経て2018 年より現職。21_21 DESIGN SIGHT 企画展「2121年 Futures In-Sight」展示ディレクター。訳書に『ノヴァセン』(ジェームズ・ラヴロック)がある。
東京出身、鎌倉在住。
山崎 晴太郎

株式会社セイタロウデザイン代表。「社会はデザインで変えることができる」という信念のもと活動。グッドデザイン金賞をはじめ、国内外の受賞歴多数。主なプロジェクトに、再生プラスチックや被災地の
織物を使った「東京2020オリンピック・パラリンピック表彰式」、重要文化財「旧奈良監獄」利活用基本構想、「カーボンニュートラル啓蒙プロジェクト」(経済産業省)、「水防災啓蒙プロジェクト」(国土交通省)など。その他、国際的な子ども支援組織など GO や NPO のブランディングも多く手掛ける。TV のコメンテーターとしても出演多数。東日本大震災の被災地、福島広野町で始まった「余白のアートフェア」のディレクターも務める。著書に『余白思考』(日経BP)。